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今日は、4月12日に行った会派勉強会についてご報告します。
まずは地下鉄8号線延伸の概要から
第1回目の勉強会は、都市整備部沿線まちづくり担当の川野課長を講師にお招きし、『地下鉄8号線延伸の現状』について学びました。
まず、地下鉄8号線延伸に伴う過去の経過とどのような工事を行うのかをお聴きし、その上で、区民の方々と行政がどのようにまちづくりを進めているのかを聴きました。
地下鉄8号線延伸とは、有楽町線を豊洲駅で分岐し住吉までつなげるという計画で、その目的は下記のとおりです。
➀鉄道空白地帯の解消
②輸送ルートの代替ルート確保
➂南北移動所要時間の短縮(11分短縮)
➃東西線の混雑解消
開業までの流れについては、こちらの図が分かりやすいです。
ざっくりですが、これから1年ほどかけて都市計画を決定し、工事説明会から1年以内で工事は着工する予定となっています(あくまでも予定なため変更は十分あり得ます)。
工事について私が驚いたのは、住吉駅の構造は既に地下鉄8号線延伸を見据えて造られているため、工事の際は単線シールドでよいということです。
江東区民の総意で進んでいる地下鉄8号線延伸、実現までに紆余曲折や時間はかかりつつも、確実に江東区の利便性向上に寄与することはわかっており、楽しみで仕方ありません。
主役は区民の皆さまです
・・・という前置き(⁉)の上、まちづくりの話に入ります。
地下鉄8号線延伸をきっかけに改めてまちづくりを進めようというのが、今回講師をされた課長の担当所管になります。
従来の江東区まちづくりというと、開発事業者と行政との二人三脚で進められていました。
が、今回は『地域の皆さんと行政が一緒になって取り組むまちづくり』であり、江東区初の取組です。
具体的には、協議会を立ち上げ、それを基に区民の方々に丁寧に説明をしながらまちづくりを進めているのです。
地下鉄8号線延伸には区民総意を得られているものの、各論については各々の意見があります。
だからこそ、ここに生活する区民の方々の想いや意見を最大限取り入れ、まとめたものを開発事業者に伝えるという方式は、区民の意向を最重要視しているスタイルであり、私は素晴らしい取り組みだと感じています。
担当課長は、地域住民から積極的に意見を聴き、相違部分を丁寧にすり合わせながら意見を集約しています。
その姿勢に驚きました。
令和5年度時点では、枝川駅周辺地域で7回の協議会が開催されたところまで進んでいます。
第7回協議会では、各アンケートや報告会で受けた意見を踏まえた『まちづくり提案書(事務提案)』に対する意見交換、『まちづくり提案書(素案)』の検討、地域が主体的に活動する他地区のまちづくり類似事例の共有などが内容として挙げられています。
また同時に、これらの検討項目や決まったことを『まちづくりニュース』として関係エリア(今回だと枝川駅周辺)の地域に全戸配布しているという、『そこに住んでいる人を大切にして丁寧に進めようとしている姿勢』が、とてもよくわかります。
決まったものを押し付けるのではなく、住民の声を最大限反映しながらブラッシュアップしていこうという行政の熱意が感じられ、それが住民にも伝わるから住民も真剣に考え意見が言える。
そのことがよくわかるニュースとなっていますので、お時間のある方はこちらからお読みいただけたらと思います。
ちなみに、枝川駅周辺地域で面白いと感じた取り組みが、『小学校に出前講座を行ったこと』です。
話を聴いた時『???』となりましたが、その理由を聞いて納得しました。
曰く、『今の小学生の子ども達が大人になった頃に延伸は完成する。だからこそ、子ども達に今のうちから希望を聴き、最大限意見を反映したい』というものでした(ちなみにこれが実現できたのは、小学校の校長先生が日頃から地域と密な関係性を築いてくださったからだそうです)。
今の住民を大切にするだけではなく、長い目でみて未来の地下鉄利用者の声も大切にする。
そこに、行政の『区民と共に創るまちづくり』への本気度を感じることができました。
同時に、担当所管課長の話から感じられる熱意を受け、今回の勉強会講師を受けてくださったことに感謝すると同時に、この学びは区民の方々に共有させていただかなくてはならないと思いました。
関心を持ってほしいんです
約1時間30分の説明を終え質疑応答をしたのですが、私が聞きたい質問は1つでした。
『課長はこのまちづくりを進める上で、区民の方々に一番伝えたいことはなんですか?』
それに対して、課長からの返答は、以下のとおりでした。
まちづくりに興味を持っていただきたいです。
関心を持っていただきたいです。
まちづくりって、江東区の夢を語れる場所なんです。
普段はお仕事や何かで協議会などに参加できない方にも、まずはまちづくりの取組を知っていただき、アンケートなどなんでも良いので、声を挙げていただきたいです。
そして、『自分達のまちを自分達でつくる』という実感を一人でも多くの方々に感じていただくと同時に、駅ができるインパクトを実感してほしいです。
今回の地下鉄8号線延伸に伴うまちづくりは、区民の皆さんと行政が一緒に取り組む事業です。
だからこそ、しつこいですが興味を持っていただく…まずはそのことをお願いしたいです。
まちづくりといっても、具体的には、2030年半ばの駅ができてから始まる話です。
しかし、(しつこいですが)行政は地下鉄8導線延伸をきっかけに区民の方々と共にまちづくりを進めようとしています。
今後、千石や住吉周辺でもまちづくり協議会は進んでいきますが、どうか、周辺地域の方でお時間のある方はぜひ協議会に参加したり、まちづくりニュースで関心を持っていただきたいと思います。
そして、年度替わりのお忙しい中、レクチャーしていただいた川野課長には感謝しかありません。
本当にありがとうございました。
次回は、5月13日に地下鉄8号線事業推進課長を講師にお招きして勉強会を開催します。
また、その次は5月15日に広報広聴課長を講師にお招きして江東区の広報戦略について学びます。
私たち新会派は、区民の皆さまの声を聴き区政に届けることはもちろんですが、同時に行政の取組を区民の方々に伝えるという相互理解に力を入れたいと考えております。
稚拙な報告ではありますが、を最後までお読みいただきありがとうございました。
【お時間のある方は是非お読みください】
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