議会での質問の作り方について

ブログへの訪問をありがとうございます!

今回は、行政(財源)が担う3つの役割から、どんな視点で私が一般質問を始め様々な質問を考えているかをご報告します。

これが正しいかはわかりませんが、分からないからこそ、教科書に忠実に基本どおりに進めていますが、悩ましいのは『私にこれを実行できるだけのスキルがあるか?』ということです。

 

行政財政の3つの役割

行政が公共サービスを担う3つの役割については、下記のとおりです。

1.資源配分の調整

2.所得の再分配

3.景気の安定化

1の『資源配分の調整』とは、いわゆる学校など公共施設や道路など、民間が担わないけれど必要な部分の整備のことです。

2.3.については、言わずもがな…ですね。

この3つの役割を遂行するため行政は目標を立て予算を振り分けて様々な施策を実行しているわけです。

 

私は、このことを踏まえて質問を作っています。

具体的には、目的が江東区民の希望と合致しているかを確認し、目標と現状と差異を調べて、それを解決する手段を考え、自身の意見を伝えた上で行政の見解を確認する、という方法で進めています。

 

9月の議会質問についてこんな感じで進めています

今回は、何を聴いても良い一般質問、補正予算への質問、昨年度の決算についての質問というトリプルを担うことになったワタクシ。

担当が決まってからは、YouTubeで過去の議会やり取りを勉強しつつ、自分自身の質問をまとめています。

 

江東区は、木村区長になってからのスローガンは『もっとよくなる江東区』となっており人に優しいまちづくりを掲げているため、このスローガンに沿って質問を考えました。

ちなみに、一般質問では緊急度より重要度を重視して、3つのテーマで質問を構成することにしました。

◆共生社会の実現について

◆食の支援を通じた地域福祉のあり方について(行政所管同士の横連携について)

◆来春より施行される孤独孤立対策推進法に絡めた地域のつながりづくりについて

 

補正予算については、上記のスローガンを具現化とこれから必要度が増すと思われる施策について、応援の意味も込めて2つの質問を考えています。

1.子ども食堂への支援拡充

2.医療的ケア児等の支援体制の強化

 

最後に、昨年度の決算については、来年度の予算編成時を意識して質問を考える予定です。

一般会計では民生を、特別会計では介護保険を拝命されたため、良い事業なのに形骸化していると思える事業について、横展開(所管横断的な取り組み)を提案しつつ取り上げる予定です。

具体的には、こんな感じです。

【一般会計:民生】

◆シニア世代地域活動あと押し事業

◆高齢者地域見守り支援事業

◆電話訪問事業

◆介護従業者確保支援事業

【特別会計:介護保険】

◆介護予防普及啓発事業

◆地域包括支援センター運営事業

◆地域ケア会議推進事業

◆認知症高齢者支援事業

 

こうやって、改めて書き出すと、議員という役割のありがたさを確認すると同時に、だからこそ『もっとよくなる江東区』具現化のために尽力しなくてはならないと感じています。

同時に、理事者から前向きな回答を引き出せるよう、事前の打ち合わせと準備をしっかりしていく予定です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

関連記事

  1. 選挙・政治の形が変わった?

  2. 横展開してほしい事業②(前編)

  3. 【文字起こし】一般質問答弁について

  4. 【視察報告】孤独・孤立対策について~青森県庁~①

  5. 令和6年度の予算案への質問を決めました

  6. 本当に助け合いをする人なんているの?

  7. 【勉強会報告】教育に関する事業について

  8. ビジネスケアラーから考える

  9. 行政との関係性について①

  10. 【勉強会報告】女性新法と生活応援課の取組について

  11. おひとり様への支援を学びました②

  12. 孤独・孤立対策に対して感じること

  13. 【ご報告】決算審査質問について③介護保険

  14. 子どもの声を聴くために

  15. 予算を考える時の心構えについて書いてみました

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。