政策について②

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今回は、掲げた4つの政策のうち『すべての子どもも生きやすい社会の実現』について詳細を書きます。

 

すべての子どもも生きやすい社会の実現

ここでは、次の3つを掲げました。

・多様な家族形態に対応した子育て支援の普及

・第3の居場所普及拡大

・江東区の文化伝承と持続可能なまちづくりの推進

 

今回もちょっと長くなりますが、言いたいことは、江東区は子育て支援(ボランティア含む)が充実しているため、適切に支援を受けられる体制づくりと地域住民とのつながりを持てる機会を工夫してつくり、まち全体で子どもを育むという姿勢にしたい、という内容です。

 

実は充実している子育て支援

ご存じの方も多いかもしれませんが、江東区って、実は子育て支援が充実している地域なんです。

例えば、こんな感じです。

江東区の子育て支援制度

・ゆりかご面接

・妊婦健康審査

・両親学級

・里帰り出産等妊婦健康診査受診費助成

・入院助産制度

・出産育児一時金、出産手当金

・産後ケア事業

・子ども家庭支援センターの運営

・リフレッシュひととき保育

・こどもショートステイ

・江東きっずクラブの運営  etc

この良いところは、最初の入り口の「ゆりかご面談」という仕組み。

産婦人科で妊娠を診断され、役所に母子手帳を受ける際に行われる面接です。

ここで、妊娠に情報や不安なことを相談できる仕組みとなっています。

後から郵送で大量に情報が送られてきても、一つひとつに確認することは難しい中、これは今後の支援に繋がる意味でも、とても良い仕組みだと思います。

 

同時に、せっかく便利な支援が充実しているからこそ、必要とする人が利用できる「普及」に力を入れる工夫をしたら良いのにと感じています。

例えば、相談はいわゆる電話のみではなくLINE等オンラインでのやりとりも導入したら、必要な情報に関するリンクを送付できます。

専門機関だけでなく、地域にたくさんある「子育て支援ボランティア団体」と繋がることができれば、都度困ったことが生じた際に相談できる環境が担保できたり、いわゆる『専門職』とは違う同じ目線でのアドバイスを受けることもできます。

このように、今ある支援を基に『どうすれば一人でも多くの親が子育てしやすくなるか?』をデザインする視点は重要ではないでしょうか。

 

ナナメの関係を構築し多様性を育む環境を

最近市民権(?)を得てきている「第三の居場所」という言葉。

今回、私が掲げた政策は、いわゆる不登校など特定の児童を対象としたものではなく、『すべての子どもが享受できる第三の居場所』です。

 

昔は町会子ども会やご近所付き合いなどで大人と子どもの交流機会が充実していましたが、現在はそういう交流機会が持ちにくく、核家族化が進んでいる現状では様々な人と交流し、自身の視野を広げる機会が減っています。

私自身の経験になりますが、わが家は共働きだったため、育児に関しては近隣の大人や夫方の母の助けを得ていました。

そして、これが子どもにはとても良い環境だったことを実感しています。

 

親や学校という「大人と縦の関係」しか知らない子どもは、親や学校の価値観を絶対視してしまい、視野が狭くなってしまいがちです。

一方で、近隣住民という存在(斜めの人)は、良い意味で無責任に子どもの存在そのものを認めることができ、心身に余裕があるため一人ひとりの子どもの強みを伸ばしたり気づかせてくれます。

なにより、実に多様な大人と接することは、子どもにとって『こういう生き方もアリなんだ』という選択肢が増えるだけでなく、親にとっても相談先が増えたり、担い手にとっても地域のお役に立てると実感できる(社会的役割)メリットもあります。

まさに、三方よしですね、

 

そして、同時に『たまたま私は運が良かったから、育児支援者を得ることができた』とも感じています。

もとい、現状の身近に支援してくれる人を持てるか持てないかを運任せになっている部分が多分にあると感じているのです。

そうではなく、江東区に住むすべての子どもや親が望めば、誰でもつながることができるという環境と利用に繋がるしかけを創ることが必要なのではないかと思うわけです。

 

江東区の文化伝承と持続可能なまちづくりの推進

前の2つが長くなってしまったので最後の部分は短くまとめますが、江東区は様々な良い文化に溢れています。

でも、江東区の一番の魅力は『そこに住んでいる人』だと私は感じています。

いわゆる『下町の人情』ですね。

この『人を含めた江東区の文化』を子どもも知ることができるよう、体験機会やボランティアなどの参加機会を増やすことで、子どもが『江東区に住んでよかった』と思うようになることが、これからの江東区を考えた時に一番良いと感じています。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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