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前回は、江東区の人口推移や世帯構成について書きましたが、今回は、江東区民の状況についてもう少し踏み込んで書くと同時に、それらから見えてくる課題について書きます。
堅い内容が続きますが、もう少しお付き合いいただけたら幸いです。
江東区民の年齢層について
前回のグラフで示した通り、江東区は1997年に36万7人という人口から25年弱の間に急増化し、2022年8月1日時点で53万人を突破するほどの人口増となっています。
増減を考えると、ざっくり言って、約半分の人口は新たに転入してきたと言っても過言ではないかもしれません。
また、令和4年11月1日時点の江東区年齢別人口はこんな感じです。
年齢をいわゆる、年少人口、生産年齢人口、高齢人口の3つに分けてグラフにすると、こんな感じです(比較できるよう国の状態も掲載します)。
ちなみに、江東区の人口は532,593人ですが、男性の平均年齢は43歳、女性の平均年齢は45歳で、全体としては44歳が江東区の平均年齢になります(日本の平均年齢が48.6歳)。
地域活動団体やボランティアの現状について
これは、区や社会福祉協議会のHPや調べましたが、全体を網羅した状況はわかりません。
しかし、一つひとつの分野で調べていくと、ある程度の状況はわかります。
例えば、令和4年8月30日時点でのは江東区社会福祉協議会に登録しているボランティア団体は89あります。
また、区が関わっている老人クラブ連合会の江東さざんかクラブは、120を超える単位クラブに14,000人以上の方々が加入して活動をしています。
他、同じく区が関わっている清掃事業江東アダプトプログラムのは、238の団体が加入しています。
このような感じで、いわゆる区や社会福祉協議会などに紐づいた活動団体は現況がわかりやすいのですが、それ以外の、自由な活動を行っている任意団体等については、区の地域振興部が管轄のことこみゅネットに登録することができますが、これが十分機能しているかと言えば、悩ましいんじゃないかなぁというのが私の感想です(担当課が云々という話ではなく、仕組みとして十分に機能することが難しいと感じています)。
点の情報をつないでみるとどうなる???
ざっと書いてしまいましたが、江東区の現状から課題を考えた時、人口急増や一人暮らし世帯増加と町会自治会加入率の低下から、私は『人とひとのつながりが希薄になり、困ったときに助けてと言えない状況に陥る人が増えるリスクが高い』という結論に至りました。
特に、40代~50代が高齢期を迎えるまでに、『区民一人ひとりが自分に合った活動場所(居場所)と、それを持てる仕組みと仕掛けをつくらないと、大変なことになるのでは?』と感じています。
この課題詳細と解決方法については、次回以降に書かせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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