東京都の調査結果から考える~町会・自治会について①~

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一昨日の土曜日は、朝から木場プレーパークぼうけん隊という子育てイベントのお手伝いを行い、夜は町会の新春の集いに参加をさせていただきました。

そこでは、たまたま隣に座った深川警察署所長と高校時代同じ部活に所属していたことがわかり、話が盛り上がってしまったワタクシ(同じ県で違う学校でしたが、お互い強豪校だったため顧問など共通話題がたくさんあった)。

共通点があると親近感が爆増するのは不思議ですね。

 

さて、今日は一日、来年度の予算案質疑を考えていました。

色々な事業について、週末に事業を確認しながらまとめておき、令和3年度からの事務概説で推移を確認しながら所管課長に質問をしています。

ただ、今回は『廃止を提案したい事業』という視点で考えていたのですが、どの所管もあまり公の場で追及されたくないのかなぁ・・・という感じで、結局、予算審査は頑張ってほしい事業を取り上げることにしました(どの課長も質問しないでとは言っていませんが、私が勝手に忖度しています)。

8事業選定し、重複質疑が多い場合でもすぐに別の事業で対応できるよう対策しながら進めたいと思っています。

そんなわけで、週末の影響から町会・自治会について、書こうと思います(突然話が変わってすみません)。

江東区は本年度調査を行うとのことで、今回は、東京都の調査結果から考えたいと思います。

では、行ってみよー☆

 

【都民の調査結果】

東京都では、都内の町会・自治会や区市町村による加入促進等の取組の現状や課題、都民の意識などを把握し、今後の加入促進等に資する取組等の検討につなげることを目的として、2023年7月24日~2023年8月30日の期間に都内の町会・自治会約2,000団体に、2023年8月4日~2023年8月13日の期間に20歳以上の都民5,000人に調査を実施しています。

下に、調査結果報告書の概要版と報告書のリンクを貼っておきますので、興味のある方はご一読ください。

町会・自治会活動に関する調査(概要)

町会・自治会活動に関する調査報告書

 

まずは、都民の意識調査結果から見ていきます。

最初に、町会・自治会への加入については、「加入している」(27.3%)、「マンション等集合(共同)住宅全体で加入している」(14.1%)で合わせて 41.4%、「加入していたが脱退した」(2.5%)、「加入していない」(45.6%)で合わせて 48.0%となっており、回答者は非加入者が加入者を上回る結果となっていました。

このことから、今回調査に協力された方々は、偏った意見ではなく都民の以降の中央値であることがわかります。

そのことを踏まえて、下記の結果を見ていただけたらと思います。

 

近隣住民との付き合いの程度については、「よく付き合っている」(3.8%)、「ある程度付き合っている」(21.9%)で合わせて 25.7%となっており、「あまり付き合っていない」(32.5%)、「全く付き合っていない」(38.8%)で合わせて 71.3%となっていますが、年代別でみると、年齢が上がるにつれて付き合いの程度が高くなっており、20 代、30 代で全く付き合っていないとの回答が 5 割を超えていました。

また、近隣住民との付き合いが少ない理由については、「他の住民との接点がない」(61.9%)、「付き合わなくても困らない」(46.0%)の順で割合が高くなっています(居住形態別では、集合住宅が「他の住民との接点がない」という理由で付き合いがないと回答した割合が高くなっていました)。

困っていないのは、東京都が個人に対する支援が充実しているからか、単に個々の課題解決能力が高いからかは、データからはわかりませんでした。

 

そして、私が都民調査で個人的に注目しているのは下の回答です。

社会貢献への関心については、「ある」(9.8%)、「どちらかというとある」(34.3%)で、合わせて 44.1%、「どちらかというとない」(25.2%)、「ない」(19.1%)で、合わせて 44.3%となっており、この結果を見る限りでは、約半数の人が『何かしらの形で社会貢献をしたいと思っている』ことになります。

ちなみに、年代別でみると、30 代の関心が最も低く、年齢が上がるにつれて関心の程度が高くなる傾向があり、町会・自治会加入状況別では「加入している」においてその割合は高くなっていました。

一方で、町会・自治会等の加入率はもちろん、地域で何らかの活動団体については担い手が減少傾向にある現状があります。

つまり、この結果と社会貢献の現状をみて仮説を立てると、『社会貢献したい(してもよい)人が実際に行動するまでにはハードルがあるのではないか?』ということです。

これ、『気持ちはあるが時間が取れないなど個々の置かれた状況で参加できない』のか、『自分がやりたいと思っている支援が近くにないから参加できない』のか、『気持ちや支援先はあるがきっかけがないから参加できないのか』によって、対策は変わってきます。

加藤リサーチで複数人に聞いた際は、『参加するきっかけがない』『どう(支援団体に)申し込んでよいかわからない』などがありましたが、このあたりの気持ちと行動の乖離について、もう少し深堀りした調査が欲しかったなと思いました。

と同時に、『地域と繋がりをどうデザインするか?』がこれからの地域コミュニティのポイントになることがわかりました。

 

また、現在、町会・自治会やマンション等の組内などに入っている人に、加入した理由については、「加入することが当然だと思うため」(31.4%)、「現住宅に入居するときに義務付けられていたため」(27.1%)、「家族代々加入しているため」(24.1%)の割合が高くなっていましたが、年代別でみると、年齢が上がるにつれて「加入することが当然だと思うため」という理由で加入した割合が高い傾向があり、若い年代ほど「行政からの加入の案内があったため」「町会・自治会の活動が魅力的だったため」の割合が高くなっていました。

このことから、若い世代は活動が魅力的と感じると、町会自治会等に加入するかもしれないということがわかりました(加入声かけは重要)。

ここは、町会・自治会の加入率を上げるという対策のヒントがありそうですね。

ちなみに、矛盾しているというか私の頭が混乱した部分では、『あなたが町会・自治会活動の中で主に参加している活動を教えてください』の質問には『加入はしているが、活動には参加していない』が 47.1%と半数近くのダントツ一位になっており、『町会・自治会活動内容のうち強化してほしい活動』については、『強化してほしいと思わない(関わりを持ちたくない、最低限の活動にしてほしい等)』が37.2%で一位になっている部分です。

強化してほしいと思わないと回答した世代で一番多いのは40代、次いで50代という回答でした(勝手に若い世代だと思っていたので意外でした)。

『加入はしているけど活動には参加しておらず、これからの町会・自治会に強化してほしい活動はない』という結果なのですが、これがチョットリカイデキナイ・・・。

 

 

そして、現在の町会・自治会活動の問題点については、『若者や仕事を持つ人が参加しにくい』(33.0%)が一番高い回答でしたが、次が『特にない』(31.5%)でした。

問題点がないというのは良い結果なように見えますが、その前段階の回答が回答なだけに、素直に喜べない状況かなと感じています。

 

【あれあれ???な結果に】

今回は区民の意識や現状についての結果を掲載しましたが、これらの調査結果を見る限り、町会・自治会がしっかりしているからこれ以上望むことがない、もしくは、町会・自治会等に対して『過度な期待はしていない』のかもしれない・・・と感じました。

その根拠が『無償の善意活動であるため、組織があるだけでありがたい』と感じてくださっているのであれば良いのですが、そうでない場合はちょっと・・・いや、かなり寂しい結果だなと感じています。

これ、個人的な分析結果は私の心の中に秘めておきますが、皆さまは都民の調査結果をみてどのように感じましたか?

 

何度も書いていますが、私は地域のコミュニティはとても重要だと考えています。

そして、それを再構築するにあたって、今回の調査結果はたくさんのヒントをくれたと感じています(と言っても明るい結果にならなかったためここには書けませんが・・・)。

皆さまは、ご自身の意向などと比較していかがでしたか?

今回は、都民の調査結果だけで3,000字を超えてしまったため、町会・自治会の調査結果はまた後日書くようにします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

最後に、町会・自治会等に参加しない理由と、加入率を増やすための意見を続けてアップします。

 

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