横展開してほしい事業①

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今日は、来年度からでも『おひとり様』の希望世帯者に横展開してほしい事業提案について書きます。

 

【高齢者あんしん情報キット】

今すぐできる横展開してほしい事業の一つ目は、“あんしん情報キット”です。

これは、江東区と消防署が連携して行われている事業ですが、救急車を要請したあと救急隊が自宅に到着するまでの間に意識を失ってしまったり、誰かの訪問時に意識のない状態で発見された場合など、おひとり様がいざという時にも安全にかかりつけの医療機関に搬送してもらったり、医療機関から緊急連絡先への連絡をしてもらえるようにサポートされているという、なんともステキな事業です。

 

・・・なんて、字で説明してもわかりにくいだけだと思うので、とても分かりやすいリーフレットを添付します。

使い方は簡単で、玄関ドアに同封しているシールを貼り、自身の医療情報や緊急連絡先などを記載した紙を筒に入れ、筒を冷蔵庫の中に入れた場所にマグネットを貼るだけ。

救急車が到着した時、救急隊はドアを開けるとすぐに玄関のシール有無を確認して、シールがあれば冷蔵庫に向かいます。

そして、冷蔵庫を開けマグネットを貼ってある場所から筒を取り出し、本人の状態を踏まえて適切に対応してくれるのです。

また、家の鍵を筒に入れておけば、搬送される際にドアのカギを開けっぱなしになることもありません。

これ、おひとり暮らしの方は、かなりの安心感を持てると思いませんか?

 

私はこの事業を高齢者の方に提案するたびに、“これこそ高齢者だけでなく、希望するひとり暮らし世帯の方々にも配布すればよいのに”と思っていました。

区議会議員になってからは所管(福祉部長寿応援課)の課長に何度となく提案をしましたが、気持ちはわかるが、担当部署が高齢者福祉部となっているため、対象年齢は高齢者に限定される部分は外せないと、とても申し訳なさそうに回答を受けていました。

まさに、縦割り行政の弊害というか、もったいない部分だなぁと感じます。

 

そんな状況の中、今年5月末に制定されたのが【孤独孤立対策推進法】です。

今までも何度か取り上げてきたこの法律ですが、これこそ、縦割り行政に横ぐしを指してくれる救世主として私は期待をしています。

 

【江東に住む方が安心して生活できるために】

いざという時に、急な体調不良の不安を持っているのは、高齢者だけではありません。

私自身、40歳を過ぎたあたりから身体にガタが来ていることを感じており、平日に一人で自宅に居る時など“あぁ~このまま急に体調を崩しても、誰にも気が付かれないんだよなぁ~”と感じることはあります。

だからこそ、このようなステキな事業は高齢者だけでなく『希望するすべてのおひとり様世帯』に拡充することで、安心して生活できる環境整備が大きく前進すると思います。

 

この提案については、今までも何度も記載している通り『40~64歳の所管窓口』がないため、地域振興課に話を持っていこうと考えています。

まぁ、これが全世代で利用できたとしても、冷蔵庫のないわが家は活用できないのですが(ギャフン)。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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