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今回は、5月13日に都市整備部都市交通輸送計画担当の半田課長を招いて行った、『江東区臨海部都市交通ビジョン』の勉強会について報告します。
何となく『湾岸エリアは未来型のまちづくりを推進しようとしているんだろうな』という程度の知識しかなかった私にとって、今回の学びはとても有意義でワクワクし、これからの江東区の発展に希望を持つことができました。
半田課長、本当にありがとうございます。
結論から書いちゃいます
今回の話がどれだけ面白いかということについて説明しようと考えた時、最初に将来イメージから見てもらった方が興味を持っていただけると思ったので、3枚の図を掲載します。
今回の勉強会報告はこの3枚の図に行きつくまでの説明となりますので、まずは将来イメージを知っていただき、どうやったらこのようなイメージが出来上がったのかについて興味を持って読み進めていただけたらと思います。
SF好きのワタクシとしては、なんともワクワク感が止まらないイラストですが、皆さまはどう感じたでしょうか?
計画策定について
臨海部の開発は、令和4年3月に江東区が出した『江東区都市計画マスタープラン2022』の策定に紐づけられており、重点戦略2『未来の臨海部のまちづくり』を推進するために策定されました。
その目的は、『臨海部のアクセス性や回遊性の向上を図るために、本区臨海部の都市交通の目指す姿やその実現に向けたほう浸透を示すこと』となっており、概ね20~30年後を目標年次としています。
ちなみに、ビジョンの位置づけは下の図のようになっています。
臨海部の現状と将来を見据えた視点
臨海部の範囲は赤枠ですが、これはオリパラのエリアと一緒で明治以降に埋め立てられたエリアとなります。
その後、臨海部の現状と将来を見据えた視点について説明を受けました。
ざっくり簡単にまとめると、下記になります。
◎土地利用について、湾岸エリアは公園が多い。
◎公共交通ネットワークについて、南北方面を結ぶ鉄道が少ない。
◎人の滞在状況は、平日・休日ともに豊洲・有明が多い状況。
◎アクセス・回遊状況について、青海や若洲は周辺を回避する動きが少ない。
豊洲や有明はエリア内の移動が多いものの、青海や若洲は目的地のみの利用となっており、これをどのように寄り道してもらったり繰り返し来てもらう環境にするのかは、今後の課題であることが分かりました。
また、まとめには入れませんでしたが、湾岸地区の移動需要が少ないエリアの交通空白地帯に対する対応、道路ネットワークの補助144号線を始めとした整備についても、課題となっていることがわかりました。
続いて、メガトレンド(時代の大きな流れ)の視点で交通関連技術を考えた時、20世紀は車メインの整備が主でしたが、これからは超高齢社会に伴い、『車がなくても生活できる地域』にシフトチェンジする大切さを学びました。
その中の一つとして『MaaS』等の導入なども見据えながら、人中心の交通の実現に向けて進められていることを学びました。
そして、この項目の最後はまちの将来像についての計画を教えていただいたのですが、私の稚拙な説明よりも3枚の図を見ていただいた方が良いと思ったため、下に掲載します。
※臨海部ではこれからも人口や自動車交通量の増加が見込まれることを前提に計画は策定されており、東京都の計画を加味して策定していることをご理解ください。
ここからがおもしろい!
ここからは、臨海部の都市交通の目指す姿と基本方針の話になります。
説明を受けていた私たちもワクワクしましたが、話している半田課長の声のトーンも上がっていたため、皆さまにもこのワクワク感を共有していただけたらと思います。
まず、都市交通の目指す姿と基本方針ですが、江東区はまちの将来像にふさわしい臨海部の都市交通として、地域の特性や魅力を活かしたまちづくりの支えになるとともに、誰もが安全・快適に臨海部とのアクセスや臨海部内の回遊が可能で、多様な交通を自由に選択できる『人中心』の交通を目指すこととし、その目指す姿を『地域の魅力を最大限に発揮させる自由で持続可能な交通』として掲げています。
それに紐づいて4つの方針を打ち出しているのですが、図の方が分かりやすいので添付します。
これを進めるにあたっては、半田課長より『既存にとらわれず実験できる環境を最大限活かす』という言葉を受けました(半田課長は説明が進むにつれて言葉の熱意も高まっておられ、本事業に意欲的に取り組んでいる様子がよくわかりました)。
所管課長がこのように前向きかつ意欲的に取り組む姿勢でいることは、とても素晴らしいと思いながら話を聴いていましたが、4つの基本方針の話を聴くと確かにおもしろい。
それぞれの地区特性を最大限活かしていることがよくわかり、同時に未来を想像しながら計画を策定することは、SF好きの私も心躍ります。
…、と、話が横に逸れましたが、4つの基本方針をさらに細かく説明したものが下の図です。
基本方針1は臨海部内外を結ぶ輸送力の確保、基本方針2は臨海部内の回遊促進、基本方針3は利便性の高い交通体系の実現、基本方針4は交通環境整備と、地区の現状や将来予測をした上でしっかりと考えられていることがわかります。
この4つの基本方針を細かく書きだすと後2000字くらい必要となるため割愛しますが、これら4つを実現させて結果が冒頭の3枚のイラストになります(じっくりと理解したい方はこちらをクリックしてください)。
ちなみに、この詳細説明で個人的に面白いなと感じたのは、コミュニティサイクルは江東区発祥だということです。
現在では都内至る所で見かける赤い自転車の始まりが江東区とは驚きました。
いずれにしても、『どうしたら区民の生活の質が向上し暮らしやすいまちが実現できるか?』を行政始め関係者は真剣に考えており、長期視点で各地区の特性を最大限活かしながら取り組んでいます。
そのことが、課長の説明する声と熱意でよくわかりました。
所管課長よりメッセージ
最後に、今回の講義をしてくださった半田課長に区民へのメッセージをきいたところ、下記の言葉を受けました。
臨海部は可能性が詰まった地域です。
新しい技術を取り入れるには最高の場所であり、ここから試行錯誤を重ねながら江東区全域に還元していくので、ぜひ、ビジョン実現にご協力ください。
この言葉を聴きながら、改めて、私たちが当たり前に享受している環境は、先人の計画と努力の上に成り立っているということを実感し、感謝の気持でいっぱいになりました。
4月に報告した江東区重点戦略の1番に挙がっている『地下鉄8号線延伸のまちづくり』もそうですが、今回の大規模計画について、江東区は住民の方々に計画段階から興味を持っていただき、一緒にまちづくりを進めていくことを願っていることを理解しました。
このような大規模計画はそうそう起こるものではありません。
だからこそ、今の生活に支障がないからと区政に無関心でいるのではなく、自分のエリアに関係がないからと無関心でいるのではなく、(長い年月を要しますが)一人でも多くの区民が一緒に楽しみながら、この江東の発展に関わっていただけたら幸いです。
今回も拙い報告となりましたが、少しでも江東区の将来について伝わったら幸いです。
次回は、15日に行った広報広聴課の勉強会について報告したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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