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今日は、前回の続きである『来年度から力を入れて取り組むこと』について書きますが、前回はおひとり様の緊急時や終末期という環境整備についての取り組みについて書きましたので、今回は人のつながりづくりについて書きます。
ポイントは『利己的利他主義』
地域活動と言うとボランティア的な要素が高いですが、私が地域の団体に入ることを提案するのは『情けは人のためならず(情けをかけることは巡り巡って自分に返ってくる)』という理由からです。
利他的利己主義とでも言って良いかもしれません。
というのも、これからは人口減少/超高齢社会化が進む中で、行政が個人を支援することは困難になっていくと私は感じています。
同時にこれからの社会は、今までの学歴や収入といった評価軸だけでなく、人間関係含めた評価軸も入ってくると感じています(既にSNSでの自分売りは激化していると感じています)。
今はSNSが発達していつでも誰とでもつながることができる時代になりましたが、本当に自分が困った時に寄り添い助けてくれるのは、お互いが行き来できる距離感の人です。
だからこそ、元気なうちに地域とつながりを持ち、困ったときに“困った!”と言える環境をつくることが何より大切であり、その環境を整備するのは行政と地域の協働しかないと感じています(利用するかしないかは個々の判断で良いと感じています)。
自分の得意や好きを活かそう
人とひとのつながりづくりという視点において、江東区は町会・自治会の他にも地域活動を行っている団体、イベント等でつながりをつくろうとしている団体や企業等さまざまな繋がり方があります。
私自身、この多様なつながり方という選択肢が、逆に一歩を踏み出すきっかけを逃しているような気がしなくもないと感じていますが、とにもかくにも、このたくさんの可能性から自分がどこにはいればよいかを選ぶのは、至難の業だと思います。
そこで最初の活動場所を選ぶにあたって提案したい方法があります。
それは、生活圏域で活動を調べた上で自分の好きや得意を活かしてマッチングする方法です。
活動は定期的にあるため、継続性を担保するには『通いやすさ』と『苦にならない(できれば楽しめる)』ことが重要だと、地域活動を10年以上取り組んでいて思っています。
通いやすさについては、もし自分に何かがあったときに助け合える環境をつくるという視点で重要です(せっかく仲間をつくっても自分が困ったときに助けてもらえない距離があると、何かのきっかけで嫌になりやめてしまう可能性が高い)。
また、どうせ活動するなら自分の好きや得意を活かした方が、無理なく活動を続けることができ、同時に『貢献している』という実感も持ちやすいです。
区内には数百の活動団体があるため、どうせ選ぶならご機嫌になれる活動をしていただけたらなと思います。
一歩を踏み出すには勇気がいる
とはいえ、一歩を踏み出すには勇気がいります。
それが地域活動だったりすると、何だが偽善者のような気恥ずかしさがあり、とてもとても勇気がいります。
そのため、地域や生活圏域で人とのつながりを希望する方が一歩を踏み出せるよう行政がキッカケづくりをしても良いと感じています。
いや、キッカケづくりを積極的に行ってもらいたいと考えています。
『個々の培ってきたスキルや経験を地域で活かしてもらう仕組みづくり』です。
その方法は様々ありますが、担当所管の課長と意見交換をしながら実現可能な形を提案できるまで取り組んでいきたいと考えています。
勇気を出して一歩を踏み出すことができる人が増えれば、その関わりの中で様々な考え方の人がいることを知ることで、柔軟性を育んだり多角的な視点を育むことができます。
そして、身近に心を許せる人を持つことができた時、孤独感や孤立感は軽減できるのではないでしょうか。
同時に、区政にとっても、ひとりでも多くの区民の心身健康が向上し健康地域のために尽力してくれる方が増えることにより、財源面でも生活満足度の面でも向上するのではないかなと考えています。
またしても長々と書いてしまいましたが、様々な手段を学びながら、来年度も『ひとりで頑張らないまちづくり』に向けて取り組んでまいります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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