新年度予算と事業について①☆~全体編~

本日の要約

結論:令和8年度予算は『今』と『未来』を両立したバランスの良い編成。

理由:区民生活への即効性ある施策と将来投資を同時に進めつつ、財政の安定性も確保されているため。

何するか:重点事業を評価しつつ、事業の整理や根本的な課題解決に向けた提案を引き続き行う。

ブログへの訪問をありがとうございます!

新年度が始まりましたが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

私は会派控室でエイプリルフールだからこそ、昨夜は渾身の嘘を考え抜き披露しようと思っていたのですが、バタバタしておりすっかり失念してしまいました(思い出したときには皆帰っていたという・・・)。

せっかく考えたのに実行できなかった悔しさで胸がいっぱいです。

あ、今日は、職能団体と行政の連絡調整や今月認知症カフェで講和を行うための資料作りに追われていました。

 

さて、新年度らしく今日からは『令和8年度の事業説明』を何回かに分けで報告いたします。

今までのブログ記事と重複する部分もありますが、3月27日に議会にて承認されたため、改めて記載しますね。

では、行ってみよー☆

 

【今と未来を同時に考えた予算編成】

令和8年度予算は、区民一人ひとりの『今』に寄り添ったきめ細やかな施策を展開するとともに、区制80周年を迎える江東区のこれまでの歩みをさらに先へと進め、様々な取組みを加速し、区民の笑顔が輝く未来を創っていく予算と位置づけ、『一人ひとりの「今」に寄り添い 歩みを進め、笑顔輝く未来へ』をテーマに編成されています。

私自身は、区民の現状にきめ細かく対応しながら、将来への歩みも着実に進める内容となっており、目の前の課題への対応と、将来への投資の両立が図られている点を評価します。

予算のポイントとしては、下記のシートがわかりやすいと思うので添付しますね。

令和8年度の一般会計は2,927億2,600万円、特別会計を含めた総額は3,983億3,600万円と、一般会計・特別会計ともに増加し、過去最大規模の予算編成となっており、積極的な施策展開が図られていることがうかがえます。

歳入面では、納税義務者数の増加や所得環境の改善を背景に安定した伸びを示しており、特別区交付金も、公共施設改築需要への対応が図られています。さらに、基金繰入の増加により、必要な施策へ適切に財源が充てられている点も評価できます。

一方、特別区債は35億4,300万円と大きく減少し、将来世代への負担抑制が図られているほか、基金残高は高い水準を維持しており、安定した財政基盤が確保されているといえます。

歳出面では、扶助費が918億4,900万円と増加し、子育てや障害福祉などへの重点配分がなされています。また、人件費や公債費といった構造的支出に対応しています。

このように本予算は、歳入確保と歳出の重点化、将来負担の抑制を図りながら、持続可能な財政運営と行政サービスの充実を両立した編成となっています

『今』と『未来』をバランスよく考えながら堅実に配分された予算は美しいと思ってしまうのは私だけでしょうか。

 

【事業の目玉はこれだ!】

今年度は、新たな取り組みとなる新規事業は133件、約70億円規模となっており、デジタル技術の活用などを通じて、行政サービスの向上が図られており、現状にとどまらず、区政を前へ進めていこうとする姿勢がうかがえます。

事業の拡充は51件、事務事業の見直しは15件となっています。

これに関しては、新規や拡充という増加の数に対して見直しや廃止といった現象が少ないところが気になります。

このままだと事業は増え続け、現場は確実に疲弊します。

だからこそ、事業の重複や役割の整理を進め、より効率的な体制へ見直していく視点も重要ではないかなぁと思いました。

もとい、職員数が大きく増えていないのに事業だけ増え続けるというのは疑問が生じるとともに、全事業を一つひとつ確認すると『これは統合できるんじゃないかな』と思える事業もチラホラあったため、区政全体の視点でのバランスを提案していこうと思っています。

 

また、今年度は受点的な取り組みとして

①防災・減災対策の強化

②多様な世代を対象とした施策の充実

③物価高騰下における区民・区内事業者への支援

の3つを掲げています。

まずは全体を把握していただくため、下記シートをご覧ください。

その上で、各事業については明日以降テーマごとに解説していきますね。

私がおもしろいなと思うのは、今年度の予算は区民の皆さまが実感しやすい事業が多いということです。

防災・減災対策についてですが、携帯トイレやガイドブックの配布、防災倉庫の機能強化など、実効性の高い取組が進められています。

さらに、災害協定の強化や輸送体制の整備など、平時からの備えも着実に進んでいます。区民の安心・安全を支える取組として、高く評価できる点です。

後は、要配慮者対策と在宅避難者への情報伝達(防災アプリの普及)ですが、これは、今年度も引き続き提案し続けていこうと考えています。

 

次に、多様な世代への支援についてですが、子どもや若者、女性への支援が、ライフステージに応じて展開されています。

教育環境の充実や不登校支援、相談体制の強化など、きめ細かな施策が進められており、誰一人取り残さない社会の実現に向けた取組と受け止められます。

特に注目したいのは、教育委員会から挙がった区立小中学校夏季施設等参加費補助事業と中学校修学旅行等参加費補助事業です。

最初から公立特別支援学校児童も対象としており、共生社会というものを単なるアドバルーンにすることなく合理的配慮を鑑み事業化したことは、とてもとても素晴らしいと感じています(所管課長をはじめ教育長には感謝の気持ちでいっぱいです)。

 

続いて、物価高騰対策についてですが、プレミアム付商品券の発行など、区民と事業者の双方を支える施策が講じられています。生活負担の軽減に資する取組として評価できます。

あわせて、プレミアム付商品券について、申請者が少なくとも一口は当選できる仕組みについて、今後検討する必要があると考えるため、同じ会派の古賀議員が頑張って提案しています。

 

【期待したいこと☆】

今年度の事業は、テーマと予算編成の整合性が取れており、全体として非常にバランスの良い編成であると高く評価しています。

一方で、新規・拡充事業が増え続ける中で、見直しや統合の視点がやや弱い点には課題を感じています。

このままでは事業が積み上がり、現場の負担増加につながる懸念があります。

だからこそ今後は、対処療法的な事業の積み重ねではなく、『そもそも困らない環境づくり』への転換が必要です。

具体的には、第2期江東区地域福祉計画の推進にあたり、高齢期から死後までの見える化と、当事者の意思を最大限尊重した準備支援の仕組みづくりが重要です。

また、人とひととの緩やかなつながりの再構築についても、防災をきっかけに官民連携で進めることで、より実効性のある形にできると考えています。

今後は、川下対応から川上対応へと発想を転換し、分野横断的に取り組むことで、持続可能な仕組みを構築していく必要があります

その中でも、特に優先すべきは防災分野です。

区民要望の第1位が『災害』であること、そして個別避難計画が予算化されていることを踏まえると、計画の実効性を高めるための環境整備は急務です。

具体的には、自宅から拠点避難所への移送体制の構築や、拠点避難所の受け入れ体制強化を進めていく必要があります。

あわせて、在宅避難が前提となる中で、区の情報を確実に届ける手段として、防災アプリの普及も重要です。

情報格差を生まない仕組みとして、引き続き提案していきたいと考えています。

 

【おわりに】

今回は全体について書きましたが、次回以降は重点的取り組みに沿って、一つひとつ事業説明を書いていきます。

・・・と、新年度でないとなかなか事業の説明をする機会もないため、今回は江東区の想いが皆さまに伝わるよう願いつつ、今日は珍しく短めのブログで終わります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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