推し活します①☆

ブログへの訪問をありがとうございます!

今日は、一日江東区の行財政改革計画(後期)を読んでいました(目も頭もシワシワになっています)。

ここ数日、堅い話ばかりを書いていたので、今日から数回は気分転換に趣味を兼ねた内容を書きます。

この江東区のイメージアップの願いを込めて提案をしている事柄でありますが、このブログの内容は完全にオタク全開で書くため、興味のある方のみお読みいただけたら幸いです☆

あ、一言でオタクといっても様々な解釈がありますが、私のオタクの定義は、野村総合研究所オタク市場予測チームが『オタク市場の研究』で明記したものを指しています。

こだわりがある対象を持ち、その対象に対して時間やお金を極端なほど集中的に消費しつつ、深い造詣と想像力をもち、かつ情報発信活動や創作活動なども行っている人々

では、行ってみよー☆

※アイキャッチ画像はTVアニメ「チ。 ―地球の運動について―」公式からダウンロードしています(画像のダウンロードはこちら)。

※本当は漫画のイラストを使用したかったのですが、著作権に引っかかるため公式のアニメ画像を使用しています。

 

【江東区にこんな素敵な方が♡♡♡】

まず、まじめな話から☆

皆さんはアイキャッチ画像にも掲載した『チ。』の作者をご存じでしょうか?

この『チ。』は、ビッグコミックスピリッツで2020年から2022年まで連載され、昨年はアニメ化もされた人気漫画の1つです。

※ストーリーなどは別の機会にたっっっぷりと書かせていただきます。

そんな大人気漫画を描いた作者の魚豊(うおと)さんですが、昨年アニメが終了した時点で何気なくお名前から検索をかけたら見つけてしまったのです。

彼が『江東区深川第二中学校卒業生』であることを!!!

 

魚豊さんといえば、昨年は『チ。』のアニメ化だけでなく、作秋には映画『ひゃくえむ』でも有名になった方。

28歳という若さで、いわば“時の人”とも言えるほど有名で天才と呼ばれている漫画家さんです。

・・・で、思ったわけです。

『この方と江東区のシティプロモーション課がコラボレーションすればいいんじゃね?』と。

彼が漫画家を目指したのは中学1年生の頃とWikipediaに載っていたため、彼が漫画家を目指したときは江東区に住んでいた可能性はとても高いわけです。

そんなわけで、今日は勝手に魚豊さん作品の魅力と提案について書きます(いやぁ、今日はめちゃめちゃ楽しい♪)。

 

【テクノロジーの進化に必要なのは哲学(倫理)】

テクノロジーの発展については皆さまご存じのとおりですが、特に生成AI(機械学習の一分野で、与えられたデータやパターンから新たなデータを生成する能力を持つ技術)の出現によって、私たちの生活は大きく変わったと感じています。

どんな技術にも良い面と悩ましい面があると思いますが、生成AIの場合は、能力を見極め適切に活用することで、ビジネスを中心に幅広い局面へ貢献することが期待される一方、進化とともに倫理的な問題やプライバシーの懸念も浮上しています。

倫理に関する懸念については、大和総研の“AI倫理とは?生成AIを開発・活用するために企業が考えなければいけないこと”をお読みいただくのが一番わかりやすいと思いますが、倫理対策には、生成AIの開発者と利用者双方が直面する主要な倫理的課題について検討し、適切な対策を講じる必要があるとされています。

ざっくり書くとこんな感じです。

◆開発者が直面する課題:データの偏りとバイアスの排除、透明性と説明可能性、プライバシーの保護など

◆利用者が直面する課題:不正確な情報の拡散や人権侵害など

 

その必要とされている倫理ですが、ここは大和総研の説明を引用します。

そもそも「倫理」とは、人間として行わなければならない正しい道・社会的に守るべき規律といった意味があります。

つまり、AIの振る舞いが社会的な規律を乱すようなことは回避すべきという考え方のもとに打ち出された方針が「AI倫理」です。

『AIを取り扱うにあたって、社会的に守るべきとされる行動指針や規範』をAI倫理というのですが、これは倫理を包摂する哲学の分野になるわけです。

そして、その必要とされる哲学に触れる漫画を描いているのが魚豊さんだと言えます(あれ?こじつけっぽいかな???)。

いや・・・まじめな話、生成AIを積極的に使う私自身、その利便性を実感しているからこそ倫理観が求められるわけで、さらに、なんでも聞けば正解がわかる社会になったと感じるからこそ、明確な回答のない哲学・倫理観に触れ『思想は紡がれ変化していること(先人への感謝)』や『モラル』『答えのない問いを考え続ける力』を鍛えるが必要があるのではないかなぁと思っているわけです。

そんなわけでね・・・そんなわけで、魚豊さんの話に戻ります(強引!?)☆

 

【魚豊さんという漫画家について】

前置きが長くなりましたが、そんなこんなで哲学を扱う漫画を描く魚豊さんの作品について、改めて書きます。

作 家 名:魚豊(うおと)さん

生年月日:1997年5月29日 (年齢 28歳)

学歴: 江東区立深川第二中学校

連作:『ひゃくえむ。』 『チ。-地球の運動について-』、『ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ』

受賞: 2021年:漫道コバヤシ大賞2021

2022年:第26回手塚治虫文化賞マンガ大賞(『チ。-地球の運動について-』);

2023年:第54回星雲賞コミック部門(『チ。-地球の運動について-』)

2026年 : 第49回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞(劇場アニメ『ひゃくえむ。』)

活動期間: 2018年から

3作品中2作品でこれだけの賞を受賞するということは素晴らしい快挙です。

そんな有名な魚豊さんですが、品制作・思想の深さについて高い評価を得ています。

◆「リアルではなくリアリティ」「疑問から始まる創作」など独自の制作哲学を持っていることが語られる。

◆作品世界の社会性・テーマ性:『チ。』や『FACT』で扱われるテーマが社会的に評価され、批評的に注目される。

◆他者からの評価:声優や関係者のコメントなどを通じ、作品の魅力が外部からも評価されている。

◆創作背景・哲学的アプローチ:インタビュー記事で、作品選択理由・影響・制作姿勢が詳述されている。

◆作家としての立ち位置:若手ながら日本の漫画界で高い評価を受ける作家であることが示される。

続いて、私の愛すべき部分を追加して書いてみますね♪

① 「物語の主人公」を意図的にずらす作家

魚豊作品に対する最も一貫した評価は、「勝者・中心人物ではなく、“負ける側”“周縁”に物語の重心を置く」点です。

『チ。』では、歴史に名を残さない異端者・敗者・処刑される側を描く。

『ひゃくえむ。』では、記録や栄光よりも「100mに人生を賭けること自体」に焦点を当てる。

『FACT』では、社会的に“正しそうに見えない人々”を主役に据える。

評論ではこれを「物語が成功を肯定しない」「努力や正しさが報われない世界を、感情抜きで描く冷静さ」と評されており、少年漫画的カタルシスから距離を取る姿勢であり、読者に“納得”ではなく“思考”を要求する作風として評価されています。

② 「疑うこと」そのものを物語化できる稀有な作家

特に『チ。』を中心に、評論で繰り返されるのが『疑問・疑い・未確定なもの』をエンタメとして成立させた点です。

科学史を扱いながら、知識の正誤ではなく「信じる/疑う/引き受ける」という人間の態度を描写。

真理が確定している現代の読者に対し、あえて“不安定な認識状態”を体験させる構成となっています(これについては「思想史・科学史を題材にしながら、実際に描いているのは“信念の倫理”である」と分析されています)。

そのため魚豊作品は、教養漫画、歴史漫画、社会派漫画のどれにも完全には収まらず、批評対象として扱われやすいという評価があります。

③ 「リアルではなくリアリティ」を徹底する作家性

インタビュー・評論で頻出するキーワードが「リアルではなくリアリティを描く」という姿勢です。

史実や競技描写の正確性よりも「その場にいる人間がどう感じるか」を優先、感情の爆発をドラマチックに描かず、抑制された台詞と間で表現する(アニメのチ。はそのあたりの感覚が絶妙でした!!!)。

さまざまなインタビューでは、「説明しない勇気」「読者に考えさせる余白の設計」が高く評価されており、これは、読者を信頼する作家、受動的消費を前提にしない作家、という評価にもつながっています。

④ 若手でありながら「思想的成熟度」が高いという評価

魚豊さんは年齢的には若手に分類されますが、評論ではしばしば『キャリアに比して思想が成熟しすぎている』と評されます。

具体的には、『善悪・正誤・勝敗を単純化しない』『作者の価値判断を前面に出さない』『読後感が“気持ちよさ”より“問い”として残る』などです。

この点について『作者が読者を導こうとしない。その不親切さこそが誠実』とする評価もあります。

⑤ ジャンル横断型であること自体が評価対象

評論では、魚豊さんが、歴史(チ。)、スポーツ(ひゃくえむ。)、社会風刺×ラブコメ(FACT)を渡り歩いても、作家性がブレない点が強調されます。

共通しているのは、『人は何を信じて生きるのか』、『意味が保証されない努力をどう引き受けるか』、『社会の多数派から外れた時、人はどう振る舞うか』であり、ジャンルではなく“人間の態度”を一貫して描いている作家という評価です。

 

どうでしょう?

ちょっと魚豊さんに興味を持っていただけたでしょうか???

あ、布教用の漫画は自宅にありますが、必要であればいつもでも持参しますので、興味を持った行政の方々はお声掛けくださいませ~(ようこそFACTへは現在貸し出し中)♪

 

【なぜ江東区とのコラボ!?】

そんな魚豊さんですが、なぜ私が江東区とコラボレーションを推しているかというと、魚豊さんは、「正しさが一つに定まらない社会」において、人が何を信じ、どのように行動するのかを描き続けている漫画家なため、今の時代に必要なスキルを持っていると思ったからです。

そもそも、漫画やアニメが自治体とコラボレーションしている地域は増えていますが、これは、漫画(アニメ)という表現手法は、年齢や知識の差を越えて、多くの人に届くメディアだからです。

その上で魚豊さんの作品は、エンターテインメント性を保ちながら、社会や人間について考える入口を自然に提供できる点で、行政の文化施策・プロモーションに適していると私は感じています。

 

特に、魚豊さんの作品が行政と親和性を持つ最大の理由は、行政が日常的に向き合っている問いを、物語として可視化している点にあります。

私自身が日ごろからグルグル考えている行政の根源的テーマを書き出してみますね。

◆多数派の判断は本当に正しいのか?

◆正しさが確定していない中で、どう意思決定するか?

◆記録に残らない人の営みを、どう扱うか?

この部分が、魚豊さんの作品の中核テーマである『正しさは常に暫定的である』、『真理や成果よりも、それを信じ行動した“過程”に意味がある』、『歴史や社会は、名を残さなかった人たちによって支えられている』にマッチしていると感じたわけです。

つまり魚豊さんの作品は、「行政判断の前提条件そのもの」を区民の方々にやさしく提示できるコンテンツだと思うわけです。

 

このあたりについて、もう少し詳しく書きますね。

合意形成が困難な現代社会では、科学的に正しいことが社会的に受け入れられるとは限らない、感情・信念・恐怖が合理性を上書きする現実(いわゆる陰謀論と呼ばれるものなど)状況となっています。

これは、原発、ワクチン、再開発、福祉制度など、行政が直面する典型的構造です。

魚豊さんの作品は、「誰かが間違っている」ではなく「なぜ人はそう信じてしまうのか」を描くため、対立を煽らず、思考を促すという公共的価値を持ちます。

さらに、行政が文化事業で最も避けたいのは『特定の思想・政治的立場への肩入れ』『啓蒙臭・誘導感』など区民の思想や行動に影響を及ぼす部分ですが、魚豊さんの作品は、『明確な答えを提示しない』『作者の価値判断を前面に出さない』『読者(市民)に判断を委ねる』ため、思想的に中立でありながら思考を深めるという、行政にとって非常に扱いやすい立ち位置にあると感じています。

その上で、江東区の特徴である『新旧住民の混在』『再開発と生活の両立』『多様な価値観・バックグラウンド』を絡めたとき、多様な価値観や生き方が共存する江東区において、『違いがあること』そのものを否定せず、そこから考えるきっかけを与えてくれる魚豊氏の作品は、江東区の文化的発信と非常に親和性が高いと考えるわけです。

 

ちなみに、魚豊さんの人柄がわかるインタビューを掲載しますので、お時間のある方もない方もぜひご一読ください☆

 

国土交通省:漫画家・魚豊氏に聞く、創作とデータの交わる点~AI時代の行政DXと『チ。』の視点~

 

お読みいただけたらご理解いただけると思いますが、令和6年7月より、GovTech東京パートナーズを通じて江東区CIO補佐官を採用し、DX推進計画の策定と実行を進めている江東区だからこそ、単に漫画のイラストだけでなくインタビューを区報やホームページに掲載したりと、コラボレーションの方法はいくらでもあると感じています。

ラジオもSpotifyでチェックしましたが、声も話す内容やテンポも聴きやすいです。

世界はイランやグリーンランドでガチャガチャしており、日本も2026年は年明けから衆議院議員解散が話題になったりと落ち着かない状況が続いていますが、だからこそ、今一度足元を固めるためにも、思考を深めるきっかけを江東区から起こしてもらいたいなぁと思うわけです。

※すでに昨年時点で広報広聴課のシティプロモーション所管課長には提案しています。

 

【最後に:呟きです】

・・・一気に書いてしまいましたが、こうして読み返してみると『あ、私、気持ち悪い人間かも』と感じました。

もう、このブログはすでに6,000字を超えており、気持ち悪さが字数に比例していることは十分に理解しています。

そもそも、なんで今回こんなに魚豊さんのことを詳しく書いたかというと、私が“大有名人”と思っていた魚豊さんのことを30人以上に聞いたところ、行政職員・区議会議員で、魚豊さんもしくはその作品を知っている人は一人しかいなかったからです。

なんで???

漫画大好きを自負する方でも『あぁ~・・・表紙は見たことある・・・かも???』程度の認識で、社会の評価とのずれを大きく感じました。

だからこそ!!!今回はしつこく丁寧に書きましたが、あまりの字数に自分でもビビり、最悪赤字部分を読むだけでもうっすら理解できるようにしました。

最後までお読みいただいた方には感謝しかありません!

そして、私と一緒に魚豊さんの推し活、しませんか(絶賛大募集中♪)???

最後までお読みいただきありがとうございました。

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