本日の要約
結論:この仕組みは現実的に“実装できる段階”にある
理由:必要な機能はすでに存在しており、あとはつなぐ設計の問題だから
何するか:実装の考え方と役割分担を整理する
ブログへの訪問をありがとうございます!
週末は、こども達の進学祝いということで私の両親に食事会をしてもらいました。
その他は、当区の人口推移をぼんやり見ては、将来を妄想していました。
さて、今日はやっと終末期及び死後事務準備の最終回です。
ここまでのシリーズでは、単身高齢者の問題について、『なぜ起きているのか』『なぜ準備できないのか』、そして『どうすれば前に進めるのか』という流れで整理してきました。
ここまで来ると、問題の構造も、解決の方向性も、かなり見えてきたのではないかと思います。
ただ、ここで一つ、現実的な問いが残ります。
それは、『この仕組みは、本当に社会の中で実現できるのか』ということです。
新しく作るのではなく、既にあるものをつなぐ。
行政が入口を整え、民間が実務を担い、社協が支え、本人が選ぶ。
この役割分担で、現実の仕組みとして動かせる段階に来ています。
・・・といっても、60点のワタクシの案をすべて通してほしいというわけではありません。
ただ、単身世帯をベースとした支援の転換について、少しでも考えるきっかけになれば幸いです。
そんなわけで、今回は、この点について少し現実的な視点から考えてみたいと思います。
では、行ってみよー☆
【理想論で終わるのでは?】
ここまでの話を読んでいただいた中で、『考え方としては分かるけれど、実際にやるのは難しいのではないか』『結局、理想論で終わってしまうのではないか』そう感じた方もいるかもしれません。
これはとても自然な感覚だと思います。
ただ、ここで重要なのは、問題は『何もないこと』ではなく、『つながっていないこと』だという点です。
つまり、必要な機能はすでにある。
足りないのは“つなぎ方”なため、理想論でも非現実的な提案でもないわけです。
【新しく作るのではなく『組み合わせる』】
この仕組みを実現するうえで大事なのは、『ゼロから作らない』という視点です。
すでに、
・相談機能(包括・社協)
・民間サービス
・行政の制度
は存在しています。
つまり、『支えるための部品』はそろっている。
だから必要なのは点を線にする設計。
これによって、バラバラだったものが仕組みとして機能します。
【役割分担の整理(コア)】
この仕組みを現実にする鍵は、『誰が何を担うか』の整理です。
■ 行政の役割
入口と全体設計を担います。
見える化
枠組みづくり
信頼できる情報の提示
つまり、『安心して考え始められる状態』をつくるのです。
■ 民間の役割
実務を担います。
身元保証
死後事務
見守り
ここは、専門性と柔軟性の領域です。
■ 社協の役割
最後の受け皿。
一人で決められない人を支える。
つまり、『抜け落ちない仕組み』を担う存在です。
■ 本人の役割
最終的に選ぶ主体ですね。
ただし、一人で抱えなくていい設計なため、困ったときには関係機関に相談しながら進めることができます。
この仕組みは、最初から完成形を目指す必要はありません。
むしろ、小さく始めて、試して、直す。
これが現実的です。
ステップはシンプルで、
①見える化のたたき台
②チェックと選択の追加
③相談導線の接続
④小規模で試行
つまり、設計 → 試行 → 改善 → 展開を徐々に確立していくイメージです。
【この仕組みがもたらす変化】
この仕組みが動くと、何が変わるか。
一番大きいのは、『困ってから対応する社会』から『困る前に備える社会』への転換です。
これまで→ 間に合わない
これから→ 間に合う
この違いはとても大きいです。
ここまでを整理すると、この問題は“すでに起きている問題”であり、“これから広がる問題”です。
そして同時に、解決の方向性も見えています。
必要なのは、
見えるようにする
→ 気づけるようにする
→ 選べるようにする
→ 支える
この流れを設計することです。
これが実現できれば、単身世帯や老夫婦世帯はもちろん、障がいのある方の親が抱えている『親なき後の安心』も担保することができるし、地域事業者の質が向上し利用につながることで、地域経済の循環も図れます。
【おわりに】
この問題の本質はシンプルです。
『必要なときに意思決定ができる状態をつくること』
そして、そのために必要なのは、特別なものではなく、“つなぐ設計”です。
この仕組みは、『未来のための準備』ではなく、『今から動かせる現実』です。
仕組みは、つくろうと思えばつくることができる。
そして、そのタイミングは、『今』だと私は考えています。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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