本日の要約
結論:災害時の食料備蓄は、特別な非常食を一気にそろえるより、普段食べているものを少し多めに買い、食べながら補充する「ローリングストック」が現実的です。
理由:江東区でも避難所生活者を想定した食料備蓄は進めていますが、首都直下地震のような大規模災害では、行政の備蓄や配給だけで区民全員の日常の食事を支えることは難しいためです。
何をするか:今日の買い物で、パックご飯、缶詰、レトルト食品、野菜ジュース、スープ、プロテイン、ビタミン剤など、自分や家族が普段から食べられるものを一つだけ多く買うことから始めてみましょう。
ブログへの訪問をありがとうございます!
先月から、江東区地域防災計画と避難所の状況、屋内環境、水、トイレと在宅避難の備えについて書きました。
今回は、食料についてです。
結論から書くと、『食料備蓄は、特別な非常食ではなく、いつもの買い物に少し足すことから』です。
では、行ってみよー☆
※先週は議会活動と地域活動に明け暮れており更新できませんでした。
【在宅避難を続けるために、今日からできる食の備え】
これまで、在宅避難について、自宅内の安全確保、水の備蓄、排せつへの備えについて書いてきました。
大地震が起きたとき、まず大切なのは命を守ることです。
家具の転倒を防ぐ。
火を出さない。
安全な場所に避難する。
水を確保する。
トイレを使えるようにする。
そして、その次に必要になるのが『食べること』です。
食料備蓄というと、非常食セット、乾パン、アルファ化米、長期保存パンなどを思い浮かべる方も多いと思います。もちろん、そうした備えも大切です。
しかし、私は食料備蓄を考えるときに、まずお伝えしたいことがあります。
それは、災害時の食事は、特別なものではなく、できるだけ普段の食事に近づけることが大切だということです。
災害時は、ただでさえ大きなストレスがかかります。
余震が続く。
電気やガス、水道が止まる。
エレベーターが使えない。
スマートフォンの充電が減る。
トイレが不安。
外の様子がわからない。
家族や親族の安否が心配。
そのような中で、食事まで普段と大きく違うものになると、心身の負担はさらに大きくなります。
だからこそ、災害時の食料備蓄は、『いかにも非常食』というものを特別にそろえるだけではなく、普段から食べ慣れているものを少し多めに置いておくことが大切です。
【江東区の備蓄は『避難所生活者』を想定したもの】
まず、行政の備蓄について確認します。
江東区は、災害時に避難者へ支給する当面の食料品や生活必需品を備蓄しています。
区の公式ページでも、防災倉庫や備蓄倉庫に、クラッカーやアルファ化米などの食料品、毛布、仮設トイレ等の生活必需品を備蓄していることが公表されています。
また、江東区の防災に関する資料では、食料品備蓄について、避難所生活者の2日分確保に向けて準備中と整理されています。
これは、江東区が何も備えていないという話ではありません。
むしろ、限られたスペース、予算、保管期限、輸送体制の中で、災害時に必要な物資を整備しようとしているものです。
ただし、ここで大切なのは、行政の備蓄は『区民全員が何日も普段どおり食べられる量』を意味するものではない、ということです。
江東区の人口は約54万人です。
大規模地震が起きれば、区民だけでなく、区内で働く人、通学している人、買い物や通院などで区内にいた人、帰宅困難者も発生します。
一方で、区の備蓄は、あくまで避難所生活者等を想定したものです。
避難所で生活せざるを得ない方、自宅が危険な方、支援を必要とする方に、限られた物資を届けるための備えです。
具体的に言うと、江東区が備蓄している食料は、避難所生活者を想定したもので、約15万人の1日分、つまり3食分に相当する量が各避難所などに分散備蓄されています。
つまり、自宅が安全で在宅避難できる人まで、最初から行政の食料配給だけに頼る前提で考えると、現実とのズレが生まれます。
行政の備蓄は大切です。
避難所の備蓄も必要です。
物資配送の仕組みも必要です。
しかし、行政の備蓄は、家庭備蓄の代わりではありません。
自宅で過ごせる人が、一定期間、自分の家庭の備蓄で生活できるようにしておくこと。
それが、避難所を本当に必要な人に使ってもらうことにもつながります。
【食料配給は、すぐに、十分に、普段どおり届くとは限らない】
大きな災害が起きたとき、食料配給は重要な支援です。
しかし、発災直後から、すべての地域に、すべての人の分が、十分な量と種類で届くとは限りません。
道路が損傷する。
橋や幹線道路の安全確認が必要になる。
物流が止まる。
トラックや燃料が不足する。
倉庫から避難所まで運ぶ人手が足りない。
避難所に届いても、仕分けや配布に時間がかかる。
在宅避難者にどう届けるかという課題もある。
食料支援は『食料があるか』だけではなく、運べるか、分けられるか、届けられるかまで含めて考える必要があります。
政府広報でも、大きな災害が起きると、物流が止まり、スーパーやコンビニでも食品が手に入りにくくなるおそれがあるため、最低でも3日分、できれば1週間分程度の食品を家庭で備蓄することが重要だとされています。
これは、行政が支援しないという意味ではありません。
行政も支援します。
地域も支援します。
国や東京都、他自治体、民間事業者からの応援も入ります。
しかし、その支援が届くまでの間、自宅で生活をつなぐための備えが必要です。
特に江東区のように人口が多く、集合住宅が多い地域では、『家にいれば何とかなる』ではなく、『家で何とかできるように準備しておく』ことが重要です。
【災害時の食事は、炭水化物に偏りやすい】
食料備蓄というと、まず主食を考える方が多いと思います。
パックご飯。
アルファ化米。
カップ麺。
乾麺。
パン。
クラッカー。
ビスケット。
これらは大切です。
エネルギー源として必要ですし、保存しやすく、手に入りやすいものも多いです。
ただし、災害時の食事は、どうしても炭水化物に偏りがちです。
厚生労働省の情報でも、災害時には物流やライフラインの停止により普段どおりの食事が難しくなり、避難所で食事支援があっても、食品の種類や調理方法が限られることで、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維が不足しがちになると説明されています。
炭水化物だけでも、短期間であれば命はつなげます。
しかし、それが何日も続くと、体調に影響が出ます。
便秘になる。
口内炎ができる。
疲れやすくなる。
気分が落ち込みやすくなる。
子どもや高齢者は食欲が落ちる。
持病のある方は体調管理が難しくなる。
災害時こそ、体力を保つことが大切です。
片付けをするにも、水を運ぶにも、階段を上り下りするにも、家族を支えるにも、地域で助け合うにも、体力が必要です。
だから、食料備蓄では、主食だけでなく、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維も意識して備えることが大切です。
【たんぱく質をどう備えるか】
災害時に不足しやすいものの一つが、たんぱく質です。
普段は、肉、魚、卵、豆腐、納豆、牛乳、ヨーグルトなどから自然にとっています。
しかし、停電で冷蔵庫が使えなくなったり、買い物に行けなくなったりすると、これらを普段どおり食べることは難しくなります。
そこで役立つのが、常温保存できるたんぱく質です。
たとえば、ツナ缶、サバ缶、イワシ缶、焼き鳥缶、大豆の水煮、ミックスビーンズ、魚肉ソーセージ、常温保存できる豆腐
レトルト食(牛丼、親子丼、中華丼)、プロテイン、高たんぱくのスープや食品などです。
農林水産省も、災害時に備えた食品ストックガイドの中で、備蓄に適した食品の選び方やローリングストックの方法を紹介しており、魚介や肉類の缶詰、レトルト食品などを家庭備蓄に活用する考え方を示しています。
私自身は、食料備蓄の中にプロテインも入れています。
これは、災害時に普段どおりの食事がとれない中でも、たんぱく質を補いやすいからです。
もちろん、プロテインが誰にとっても必要ということではありません。
好みもありますし、体質に合うかどうかもあります。
実際、家族はどうやらプロテインが苦手なようなため、常温保存できる豆腐や、魚介・肉類のレトルト食品を常備しています。
このように、『主食だけでなく、たんぱく質をどう補うか』という視点は、ぜひ持っておいてほしいと思います。
【ビタミン・ミネラル・食物繊維も忘れずに】
災害時の食事で見落とされがちなのが、野菜や果物の代わりになるものです。
新鮮な野菜や果物は、物流が止まると手に入りにくくなります。
冷蔵庫が使えなければ、長く保存することも難しくなります。
そのため、次のようなものを少し備えておくと安心です。
野菜ジュース、トマトジュース、果物の缶詰、ドライフルーツ、乾燥野菜、切り干し大根、ひじき、わかめ、インスタント味噌汁、フリーズドライのスープ、ビタミン剤、食物繊維を補える食品などです。
厚生労働省の情報でも、災害時には野菜不足などからビタミン、ミネラル、食物繊維が不足し、便秘や口内炎などが生じ得ること、また、主食・主菜・副菜を基本に栄養バランスを考えることが大切だとされています。
ちなみに、私はビタミン剤も備蓄に入れています。
もちろん、普段の食事で栄養がとれるのが一番です。
ただ、災害時はどうしても食事が偏ります。
その偏りを少しでも補うための選択肢として、ビタミン剤やサプリメントを備えておくことも、一つの方法だと思います。
特に、在宅避難が長引く場合、食事の単調さは心にも体にも影響します。
『お腹が満たされる』だけでなく、『体を保つ』『気持ちを保つ』という視点で、備蓄内容を考えることが大切です。
【『食べ慣れているもの』が災害時の安心になる】
食料備蓄では、保存期間の長さだけでなく、自分や家族が実際に食べられるかがとても重要です。
非常食を買ったものの、いざ食べてみたら口に合わなかった。
子どもが食べなかった。
高齢の家族には硬すぎた。
味が濃すぎた。
水やお湯が必要だった。
開けるのに缶切りが必要だった。
調理に思ったより手間がかかった。
こうしたことは、実際に試してみないとわかりません。
厚生労働省も、災害時に適切な栄養・食生活を送るためには、食べ慣れた食品や使い慣れた物資を普段から多めに買い置きし、使ったら買い足す『ローリングストック』がおすすめだと説明しています。
災害時は、日常が大きく崩れます。
だからこそ、食事だけでも『いつもの味』に近いものがあると、少し安心できます。
子どもなら、普段から好きなお菓子や飲み物。
高齢者なら、おかゆ、味噌汁、やわらかい食品。
食欲が落ちやすい方なら、ゼリー飲料やスープ。
アレルギーがある方なら、普段から安全に食べている食品。
持病がある方なら、塩分や糖質などに配慮した食品。
『災害用だから』と特別なものだけをそろえるのではなく、普段の食生活に合ったものを選ぶことが大切です。
【ローリングストックは、いちばん現実的な備蓄方法】
以上のように、食料備蓄でおすすめしたいのは、やはりローリングストックです。
この方法の良いところは、特別なことをしなくてよいことです。
非常食をまとめて買う。
押し入れにしまう。
数年後に賞味期限が切れていることに気づく。
食べ慣れていないので消費に困る。
このようなことが起きにくくなります。
普段から食べるものを少し多めに置くだけなら、無駄になりにくい。
家族の好みに合う。
賞味期限も自然に回る。
買い足しもしやすい。
防災を『特別なイベント』にすると、続きません。
でも、普段の買い物の延長にすると、続けやすくなります。
【今日からできる『買い物に少しプラス』】
では、具体的に何をすればよいのでしょうか。
私は、まずは『今日の買い物に一つだけプラス』することをおすすめします。
たとえば、スーパーやドラッグストアに行ったときに、パックご飯を1つ多く買う、レトルトカレーを1つ多く買う、サバ缶を1缶買う、ツナ缶を1缶買う、インスタント味噌汁を1袋買う、野菜ジュースを1本買う、常温保存できる豆腐を買う、乾麺を1袋買う、好きなお菓子を1つ多く買う、ゼリー飲料を数個買う、プロテインを備蓄用に少し置く、ビタミン剤を確認するなどです。
これで十分、第一歩です。
最初から1週間分を完璧にそろえようとしなくてよいと思います。
まずは、家にある食品を確認し、『あと1日分増やす』ことから始めればよいのです。
次に、3日分。
できれば1週間分。
乳幼児、高齢者、持病やアレルギーのある方がいる家庭では、さらに余裕を持つ。
政府広報でも、食品備蓄は最低3日分、できれば1週間分が重要とされています。
また、乳幼児、高齢者、持病・アレルギーのある人などは、それぞれに合った食品を最低2週間分備蓄することが重要だとされています。
一度に完璧を目指す必要はありません。
でも、何もしなければゼロのままです。
今日一つ買えば、今日から備蓄は始まります。
【カセットコンロと調理できる環境も大切】
食料を備えるときに、もう一つ考えてほしいのが『どう食べるか』です。
レトルト食品があっても、温められない。
カップ麺があっても、お湯がない。
お米があっても、炊けない。
缶詰があっても、缶切りがない。
食器を洗う水がない。
このようなことが起きます。
江東区の資料でも、ガスの復旧目安は6週間とされています。
もちろん、すべての家庭で6週間まったく調理できないという意味ではありませんが、大地震後はガスが長期間使えない可能性を想定しておく必要があります。
そのため、カセットコンロとカセットボンベは、食料備蓄とセットで考えたい備えです。
お湯を沸かせるだけで、食べられるものの幅が広がります。
レトルト食品を温められる。
インスタント味噌汁やスープが飲める。
温かい飲み物が飲める。
乾麺や米の調理ができる。
ポリ袋調理もできる。
温かい食事は、災害時の不安を少し和らげます。
体も温まります。
子どもや高齢者にとっても、温かいものが口にできることは大きな安心になります。
農林水産省や政府広報でも、食品備蓄とあわせてカセットコンロなどの熱源を確保することが紹介されています。
ただし、余震が続く時期や、室内の安全が確認できない場合には、火を使うこと自体が危険なこともあります。
そのため、火を使わずに食べられる食品も必ず用意しておくことが大切です。
【火を使わずに食べられるものも必要】
災害時には、必ずしも調理できるとは限りません。
余震が続いて火を使うのが怖い。
ガスが止まっている。
カセットボンベが少ない。
換気が不安。
家の中が片付いていない。
水を節約したい。
体調が悪く、調理する気力がない。
そうした場合に備えて、開けるだけで食べられるものも必要です。
たとえば、缶詰、レトルト食品、ゼリー飲料、栄養補助食品、クラッカー、ビスケット、ようかん、ナッツ、ドライフルーツ、魚肉ソーセージ、常温保存できるパン、そのまま食べられるおかゆ、フリーズドライ食品などです。
災害時の食事は、余震などを考えると毎回きちんと調理できるとは限りません。
だから、調理する食品と、調理しない食品の両方を備えておくと安心です。
【ごみのことも考えて備える】
食料備蓄では、食べた後のごみも考える必要があります。
在宅避難中は、ごみ収集が普段どおり行われるとは限りません。
食べ終わったレトルトパック、缶詰、カップ麺の容器、包装、使い捨て食器などが、自宅内にたまる可能性があります。
食料を備えるときには、次の視点も大切です。
・ごみが多く出すぎないか
・においが強くないか
・洗わなくても保管できるか
・缶詰の汁をどう処理するか
・マンションでごみ置き場が使えるか
・虫や臭気の対策はできるか
特に避難所に食料を持っていく場合は、においの強いものは周囲への配慮が必要です。
在宅避難でも、マンションではごみの置き場所や臭気が問題になることがあります。
『食べる』ことは、『ごみが出る』ことでもあります。
水やトイレと同じように、食料備蓄も使った後のことまで考えておくと、災害時のストレスを減らせます。
【家族構成に合わせた備えを】
食料備蓄に、すべての家庭に共通する正解はありません。
家族の人数、年齢、健康状態、食の好み、アレルギー、住まいの状況によって、必要なものは変わります。
乳幼児がいる家庭なら、ミルク、液体ミルク、離乳食、使い捨てスプーン、紙コップ、おやつなど。
高齢者がいる家庭なら、おかゆ、やわらかい食品、インスタント味噌汁、とろみ調整食品、栄養補助食品など。
持病がある方なら、塩分、糖分、たんぱく質量などに配慮した食品。
アレルギーがある方なら、普段から安全に食べている食品を多めに。
食欲が落ちやすい方なら、ゼリー飲料やスープ。
子どもがいる家庭なら、好きなお菓子や飲み物も安心材料になります。
農林水産省も、一般向けの食品ストックガイドに加え、乳幼児、高齢者、慢性疾患・食物アレルギーの方などに向けた『要配慮者のための災害時に備えた食品ストックガイド』を公開しています。
災害時だからこそ、いつもと同じもの、安心して食べられるものが重要です。
家族が本当に食べられるか、体調が悪いときでも口にできるか、水や火が少なくても食べられるか、食べた後のごみを保管できるか。
こうした視点で、家庭ごとに備えを考えてみてください。
【食料備蓄は、在宅避難を支える柱】
在宅避難を続けるためには、水、トイレ、食料が欠かせません。
水がなければ、飲むことも調理することもできません。
トイレがなければ、生活を続けることが難しくなります。
食料がなければ、体力も気力も落ちていきます。
この3つは、どれか一つでも欠けると、在宅避難が一気に難しくなります。
そして、在宅避難できる家庭が増えることは、避難所を守ることにもつながります。
避難所のスペース、物資、人手には限りがあります。
自宅が安全で、家庭備蓄がある人が在宅避難を続けられれば、避難所は本当に必要な人を支えやすくなります。
食料備蓄は、自分と家族のためだけではありません。
地域全体の混乱を減らすための備えでもあります。
行政職員や地域の支援者の負担を減らすことにもつながります。
だからこそ、家庭でできる範囲の備えを進めることが大切です。
【まずは『一つ多く買う』から】
食料備蓄は、難しく考えすぎると始めにくくなります。
何を何個、何日分、どこに置くか。
きちんと考えることは大切ですが、最初から完璧を目指す必要はありません。
パックご飯、缶詰、レトルト食品、野菜ジュース、インスタント味噌汁、好きなお菓子、ゼリー飲料など、家族が食べられるものを一つ足す。
それだけでも、備えは始まります。
小さな一つでも、備えは始まります。
次に買い物へ行ったときに、また一つ足す。
食べたら買い足す。
古いものから食べる。
家族の好みに合わせて入れ替える。
これを続けることで、無理なく備蓄が増えていきます。
防災は、特別な人だけがするものではありません。
日々の生活の中で、少しずつ積み重ねるものです。
【おわりに】
江東区は、災害時に備えて、避難所生活者を想定した食料や生活必需品の備蓄を進めています。
これは大切な公助です。
しかし、大規模災害では、行政の備蓄や配給だけで、区民全員の食事を普段どおり支えることはできません。
だからこそ、自宅が安全で在宅避難できる人は、家庭で食料を備えておく必要があります。
食料備蓄は、難しいものではありません。
特別な非常食を一気に買いそろえる必要もありません。
普段食べているものを、少し多めに買う。
食べたら買い足す。
家族が食べられるか試してみる。
炭水化物だけでなく、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維も意識する。
火を使わずに食べられるものも用意する。
カセットコンロなど、温かい食事をとるための手段も考える。
そうした積み重ねで、災害時の安心は大きく変わります。
実際、私自身、お財布と相談しながら、買い占めや賞味期限の一斉切れに気を付けて揃えたら1年以上かかりました。
大地震は、いつ起きるかわかりません。
でも、今日の買い物でできることはあります。
水を一つ。
食料を一つ。
携帯トイレを一つ。
できることから、少しずつ。
在宅避難は、特別なことではありません。
自分と家族の生活を守るための、日々の延長です。
食料備蓄も同じです。
いつもの買い物に、少しだけ防災の視点を足す。
それが、災害時に自分と家族を守り、避難所を守り、地域を守ることにつながります。
まずは今日、買い物かごに一つだけ、備蓄になるものを足してみませんか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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