新年度事業について~障がい児者施策②~

本日の要約

結論:障がい児(者)施策は、直接支援に加えて『環境整備』による自立支援が強化されている。

理由:環境を整えることで、本人の力を引き出し、生活の質や尊厳の向上につながるため。

何するか:今年度のレベルアップ事業と新規事業から、環境整備の具体的な取り組みを紹介する。

ブログへの訪問をありがとうございます!

今日は、朝から行政とのやり取りや事務処理に追われ、集中して事務作業に取り組む時間がありませんでした。

 

さて、今日は通常運転に戻り、前回の障がい児(者)施策のレベルアップ事業を簡潔に報告していきます。

今回、事業を通じて感じるのは、がい児(者)については環境整備に力を入れていることです。

障がいのある方については、直接支援が必要なことはもちろんですが、環境整備というのは、ご本人の尊厳の観点から『環境を整えることでエンパワメント(力を最大限引き出す)』という部分でとても良いと感じています。

自分でできることを増やすために環境を整える。

これって、素敵なことだと思いませんか?

また、新規事業も3つあるため、それは最後に簡単にご報告しますね。

では、行ってみよー☆

 

【障害者計画進行管理事業】

これは、障害者計画・障害福祉計画の進行管理及び学識経験者、区民等で構成する推進協議会の運営を担っている事業です。

今年度は、第8期障害福祉計画及び第4期障害児福祉計画を策定するためレベルアップ事業になっています

江東区の基本理念は『共生社会の実現』『障害者の自立支援』『安心して暮らせる社会の実現』という3つを掲げています。

次期計画も方向性は同じだと思いますが、障がいのある方も、それを支える方も『江東区に住んでいてよかった』と感じていただける計画になるよう期待しています。

 

【障害者意思疎通支援事業】

これは、視覚障がい者、聴覚障がい者、失語症者、その他障害をお持ちの方々の意思疎通の促進を図る事業です。

今年度は、聴覚障がい者が手話通訳オペレーターを介して区役所へ問い合わせ可能な『手話リンク』を区ホームページに設置するためレベルアップ事業になっています。

手話リンクとは、通訳オペレータを介して手話で電話をかけられるサービスです。

下記利用可能施設一覧内の専用のリンクをクリックすることで各施設の代表電話につながり、事前登録・通話料なしで電話ができます。

音声対応についてはすでに区のホームページで読み上げ対応がされていますが、今年度は聴覚障がいのある方への環境整備ということで期待したいところです。

 

【障害者常設販売コーナー庁内出店事業】

これは、区役所2階フロアや総合区民センター2階ロビーにある、区内障害者通所施設の自主生産品販売コーナー『るーくる』の運営に関する事業です。

今年度は、分身ロボット操縦者の退職後のキャリア支援を実施するため、レベルアップ事業となっています。

『るーくる』と言えば、食事関係が充実しているというイメージが私の中には強く、お昼前には焼きそば関係を始め食事が売り切れ御免になっていたり、るーくるコーヒーファンは議会に多いです。

今回の退職後のキャリア支援をきっかけに、区全体で障がいのある方々のキャリア向上や就労機会向上につながることを期待しています。

 

【手話通訳者養成事業】

これは、手話通訳者を養成するため、手話講習会を開催するための事業です。

毎年、聴覚障がい者等の福祉に理解と熱意がある健聴者で区内在住、在勤、在学者を対象に講習会を開催しています。

今年度は、手話講習会の入門・基礎コースを入門コースと基礎コースに分け、開催回数を拡充するためレベルアップ事業となっています。

このように、区民や区内在学・在勤の方々が講習会を通じて障がいに対する理解を深めることは、まさに『共生社会の実現』につながるだろうと期待しています。

 

【障害福祉サービス従事者確保支援事業】

これは、障がい福祉サービス従事者の採用活動費を補助するほか、在宅障がい者を支えるヘルパー不足に対応するため、ヘルパーをサポートする未経験者等の人件費及び資格取得費を補助したりする事業です。

わかりやすく書くと、障がいのある方の介護体制を担保するための事業です。

今年度は、若年層の障害福祉サービス従事者の確保・定着を図るため、採用時34歳以下の職員に対し勤続6年目まで家賃の一部を補助するため、レベルアップ事業となっています。

支える力を守ることで障がいのある方が住み慣れた地域で過ごす環境を強化する。

とても重要な事業であると同時に、だからこそ、これは事業所にうまく伝わるよう周知していただきたいと感じました。

 

【心身障害者日常生活用具給付事業】

これは、日常生活の利便を図るため、日常生活に必要な用具を給付する事業です。

給付品目としては、入浴補助用具、ストマ用装具等53種目になっています。

今年度は、給付品目に新たに視覚障害者用誘導装置を追加するとともに、視覚障害者用読書器等の上限額を拡充するため、レベルアップ事業になっています。

こちらも障がいのある方が生活しやすい環境整備事業であり、この方向性を私は高く評価しています。

用具を上手に活用することによりご本人の自立を促進することは、単に利便性の向上だけでなく自尊心の向上にもつながります。

 

【新規:障害福祉サービス事業所緊急支援事業】

これは、東京都の物価高騰対策支援の対象外となる事業所に対し、東京都と同じように江東区が運営費を支援するという事業です。

社会保障制度にのっとって運営している事業所は大きな利益を上げることができないからこそ、介護体制維持のために物価高騰対策を行うことは、とても重要だと感じています。

 

【新規:第三あすなろ作業所改修事業】

これは、第三あすなろ作業所の老朽化に伴う施設及び付帯設備の改修にかかる事業です。

9年度は実施設計、10年度は仮設事業所への移転及び改修工事、11年度は改修工事及び本事業所への移転の予定となっています。

 

【新規:社会福祉協議会地域拠点等設置事業】

これは、社会福祉協議会の地域拠点(サテライト)及び放課後等デイサービスの整備。

8~9年度は実施設計、9~10年度は工事となっています。

どこにどんな形で設置されるのか、注視したいと思います。

 

【おわりに】

以上が、今年度の障がい児(者)に関する今年度の事業報告となります。

前回と併せて考えると、重要事業としては合理的配慮や障がいのある方を支える家族等への支援がありましたが、今日のレベルアップ事業は、障がい児(者)の環境を整備することで、ご本人の持っている力を最大限引き出すとともに、日々の生活負担を最小限にしようという姿勢がうかがえました。

また、いずれの事業も現場の声を聴きながら進められていることが良いと感じられました。

今回の事業報告を通じ、改めて障がい支援で大事なのは“何かをしてあげること”だけではなく、“できる環境を整えること”の大切さを実感しました。

明日は、子育て・教育関係を報告したいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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