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前回書いた、鼻水と咳が止まらない件について、未だ改善はされていない状況ではありますが、予算審査特別委員会はマスク着用で参加していたワタクシです。
熱発は一日しかなかったものの、ここまで長引くのも変だなぁと思いつつ、“決して花粉症ではない!”と自分をだましだまし過ごしています。
皆さまは、毎日健康にお過ごしでしょうか?
さて、今回は令和7年度の予算審査特別委員会の報告をします。
質疑は、防災課、こども家庭支援課、地域ケア推進課に行いました。
いずれも、昨年から何度も所管課長と提案や現場を踏まえた意見交換をしていたため、その総括と来年度への意欲を含め確認する形となっています。
これから3回にわたって記載していきます。
【まずは総務費の防災から】
今年度、防災課と危機管理室に対しては、高齢者介護の現場の方々(専門職)と接していただき、現場の声や意見を最大限活かしながら実践可能で効果的な事業を計画することを目的に活動してきました。
そのため、机上の空論で計画倒れしないよう、しっかりと現場と連携を図りながら来年度はより具体的な支援体制づくりに取り組んでいただく回答をもらえるよう行政には訴えかけると同時に、質問をつくりました。
また、災害時の状況を阪神淡路大震災や東日本大震災から学ぶ中で、自分の身を護るという安全確保の視点から防犯ブザーの有効性について知り、今回予算にも入っていたため、改めてその必要性について避難所に行かない方々にも知っていただきたいという想いで、物資整備事業の質問を入れ込みました。
ひごろからやり取りをしている上にいつもながらの事前擦り合わせをし過ぎており、私の質問内容とその意図は予め所管課長に伝えているため出来レースのようなやり取りになってしまいましたが、ご一読いただけましたら幸いです。
【質疑内容】
防災対策の『個別避難計画推進事業』についてお聞きします。
私の質問は黒、行政の回答は青で記してあります☆
来年度は高齢者などを対象とした個別避難計画の作成が予定されているとありますが、今年度に実施された障がい者の個別避難計画作成を踏まえ、どのように進めていく予定か、具体的な方針やスケジュールを教えてください。
➤個別避難計画推進事業の来年度の具体的な方針やスケジュールについてです。
事業初年度である今年度は、準備に時間を要したこともあり、現在も計画作成を進めているところですが、事業者への丁寧な説明や情報共有、連携が非常に重要であると認識しております。
このため、来年度から開始する高齢者の個別避難計画作成へ向けて、今年度は区介護事業者連絡会を通じて、居宅介護支援事業所と意見交換を行ってきたところです。
来年度は、まず、本年度から実施している障害のある方の個別避難計画作成手続きを先に進めていく予定です。
その後、高齢者分の作成手続きを開始するために、福祉部の所管課が主催する集団指導の場で、個別避難計画推進事業の詳細について説明を行った後、年度前半を目途に対象となる事業者へ作成を依頼し、契約、計画作成と順次手続きを進めていく予定となっております。
ありがとうございます。
災害は、いつ来るかわからないからこそ、配慮を要する方々が安全に避難・生活できるための計画を一日も早く策定されること、そして、計画は作って終わりではなく、計画を基に、関係機関と地域がつながりを持てるよう、関係構築のサポートまで進めていただくことを要望いたします。
続いて、『地域防災計画進行管理事業』についてお聞きします。
災害時の協定連絡協議会の設置が示されていますが、他の委員と質問が重複していたため、私からは要配慮者対策の視点に絞ってお聞きします。
今年度、高齢者介護従事者の職能団体と防災課、福祉課が要配慮者の支援体制について意見交換を行ったり、区内特別養護老人ホームに出向き現状確認をした上で施設長と意見交換を行ったり、さらには、区内職能団体と連携し、介護現場の職員に対して本区の防災の現状を研修会という形で開催しながら要配慮者支援への理解を深めるよう求めたりと、積極的に現場に出向いて声を聴くという実績を高く高く評価しております。
その上で質問ですが、現場から聴いた声をどのように活かしながら、来年度以降、要配慮者の安全構築のため『協定連絡協議会』などにつなげていく予定か、お示しください。
➤災害時協定連絡協議会では、協定団体を分野ごとにグルーピングしていく考えですが、分野の一つに【避難者支援】が考えられます。
協定を締結していない職能団体と今後連携が深まり、協定締結に至るようなことがあれば、このグループの中で、関係団体の皆様と一緒に検討することができますし、協定締結にいたらなくても、現場の声をこのグループに落とし込んで、具体的な検討を進めることも可能になると考えております。
いずれにしましても、協議会を効果的に活用していきたいと考えております。
ありがとうございます。
専門職が全員とは言えませんが、私の知る限り、多数の専門職が災害時に自身のスキルを区政に活かすことに協力しようという気持ちを持っていると感じております。
協議会を運営する際は、そういう地域専門職の意欲をさらに高めることができるよう工夫しながら進めていただくことを要望します。
もう一点、会議の論点について要望させていただきます。
私自身様々な会議に参加する中で、専門職は想いが強い分議論が枝葉に流れることが多々あると感じております。
協議会を進める際は論点を明確にしていただき、有意義な会にしていただくことを要望し、次の質問に移ります。
最後に、『部品物資整備事業の避難所防犯対策』についてお聞きします。
今回、防犯ブザーを18,900個拡充するとされていますが、これらを避難所にどのように配置する予定でしょうか。
また、その使用方法について、どのように考えているか教えてください。
➤防犯ブザーは、首からぶら下げるボタン式のブザーを想定しており、すでに1避難所あたり10個あるところ、さらに200個追加配備する。
子供や女性への配布を念頭にしているが、不安があり希望される方に、お配りしたいと考えています。
緊急通報装置は、10個のボタン式の送信機と1個の受信機が1セットになっており、トイレや更衣室等に送信機を置いて、避難所の本部など管理者がいるところに設置した受信機に通報が入るもので、1避難所あたり1セット配備すします。
置き型ブザーは、電池式で、ボタン式の送信機1台とランプとブザーが鳴動する受信機が1台がペアになっているもので、こちらもトイレや更衣室に送信機を置き、トイレの外側など目立つところに受信機を置いて知らせるような使用方法を考えている。これは1避難所あたり10セット配備する予定です。
ありがとうございます。
江東区長期計画後期策定の視点には、行政だけが地域課題解決の主体ではないことを踏まえ、より大きな視点から地域課題を捉えることの重要性が記されています。
特に災害時においては、行政よりも地域の助け合いが求められると認識しております。
そのため、いざという時に協定を結んでいる企業がスムーズに対応できるよう、また、備蓄品を効果的に活用し、避難された方々が安心して避難生活を送ることができるよう、平時から環境整備を進めることを要望いたします。
また、避難所における防犯ブザーの配備は、過去の災害時避難所課題である『災害時の犯罪』に対して、とても有効な手段の一つだと感じております。
これは、避難所設置だけでなく、区民の方々が常備することで、いざという時に自分の身を守れるものでもあると感じています。
ぜひ、防犯ブザーの重要性を区報などでも発信し、災害時に区民の方々が安全に過ごせる環境づくりを進めていただくことを要望し、質問を終わります。
ありがとうございました。
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