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今回は、先週から行われている決算審査特別委員会で質問をした内容をご報告します。
「土木費」「教育費」「特別会計介護保険」の3つで質問をしました。
まずは、「土木費」からご報告いたします。
土木費については高く評価している事業が多く、どれを取り上げるか迷いましたが、「ひとりで頑張らない地域づくり」の視点で3つの事業を取り上げました。
ここのポイントは、事業を通じ「一粒で二度おいしい」的な相乗効果を生む事業となっているかに注目しています。
自転車については、安全運転の普及だけでなく11月から施行されるルール変更の周知や、公園に関しては安全を担保しつつ公園という公共の場で人とひとのつながりづくりを創出している点を高く評価した上で質問をしています。
【交通安全普及啓発事業について】
当区でも自転車利用者が多いことを踏まえ、11月から施行される交通ルールの変更を含めた安全面の支援について質問をしました。
最初に、交通対策についてお聞きします。
まず、自転車使用者に対しての区への苦情等ありましたらどのような内容か教えてください。
➤自転車の利用ルール、危険運転に関する苦情は、区長への手紙などを通じて 数多く寄せられています。主なものとしましては、
・歩行者が、歩道で後ろから来た自転車にベルを鳴らされ、「邪魔だ」と言われた。
・自転車が逆走や並走をしていて、非常に危険である。
・傘さし運転や、スマホを見ながら運転するマナーの悪い自転車が多い
・交差点を一時停止せずに進入してきて、ぶつかりそうになった。
・電動アシスト付き子乗せ自転車が 歩道を猛スピードで飛ばしていて危険な思いをした。
などの意見が寄せられております。
これらのご意見を踏まえ少しでも安全に自転車をご利用いただけるよう、江東区自転車利用環境推進方針に基づき 自転車安全教室やSNSなど様々な媒体を活用した自転車のルール・マナーの普及啓発及び自転車安全利用の推進に努めております。
ありがとうございます。
続いて、令和4年度の決算額が1千226万8,383円であったのに対し、令和5年度は2千889万3,993円となっています。
その概要として、『自転車用ヘルメットの購入費及び自転車点検整備費用助成のほか、事業協力店の拡充、一般向け交通安全教室の回数を拡充』となっています。
そこで質問ですが、1点目、事業協力店を何店舗増やしたか、事業協力店拡大後に自転車用ヘルメットの助成個数、自転車点検整備台数が増えたかどうか教えてください。
2点目、一般向け交通安全教室の拡充の内容と参加者数を教えてください。
➤1点目、「自転車用ヘルメットの購入費及び自転車点検整備費用助成事業」の事業協力店につきましては、令和5年4月に江東区自転車商組合加盟の14店舗で開始しましたが、より多くの方にご利用いただくために、令和5年11月より対象店舗を拡大しました。
現在は35店舗が事業協力店となっています。ヘルメットの助成個数につきましては、店舗拡大前の月平均270個から、店舗拡大後に月平均640個に増加しました。
点検整備台数につきましては、点検整備を実施していない大型店舗も多く、店舗拡大前後とも月平均300台程度となっております。
2点目の、一般向け交通安全教室の拡充の内容と参加数についてですが、令和5年度は、誰でも参加できる、一般向けスタントマン活用自転車安全教室を2回、有明ガーデン駐車場と、UR大島六丁目団地で実施し 合計で400名の参加がありました。
また、令和5年度の新たな取り組みとして、深川北子ども家庭支援センターにおいて、子乗せ自転車利用者への啓発を目的とした、自転車安全教室を実施し、親子7組の参加がありました。今年度も一般
向け交通安全教室を継続して実施する予定です。
ありがとうございます。
それだけ交通安全教室に参加されているということは、区民お一人おひとりに交通安全に対するアプローチができるということであり、今後の自転車に対する苦情や事故件数減少に期待します。
続いて、改正が予定されている道路交通法の周知についてどのように行う予定か教えてください。
➤改正道路交通法の施行により、本年11月1日から自転車の危険行為として、「携帯電話の使用」や「酒気帯び」の2種類が加わります。
また、令和8年度より自転車利用者にも「青切符」による取り締まりを行う反則金制度が導入されることが予定されております。
本区としましても、区報、区ホームページ等で周知を行うほか、警察署とも連携し、各種交通安全啓発イベントなど、あらゆる機会を通じて、道路交通法の内容と、自転車の安全利用ルール・マナーについて周知してまいります。
最後に、歩行者の安全について質問いたします。
夕暮れや夜間の歩行者について、自転車や車からみると、上下黒い服を着ている人は認識しにくいなど、夜間歩行者には事故の危険性が高いと感じていますが、夕暮れや夜間を中心とした歩行者に対する対策があれば教えてください。
➤江東区では、春と秋の交通安全運動期間に合わせて作成している「推進要領」の中で、夕暮れ時や夜間は事故の危険性が高まるため、反射材の着用を推進しています。
また、今年度は江東区の観光キャラクターコトミちゃんがデザインされた反射キーホルダーを新たに作成し、高齢者交通安全教室など、交通安全啓発イベント時に配布することを予定しております。
ありがとうございます。
江東区は自転車使用者が多いと聞いています。だからこそ、ルールを守って安全に乗車するための普及啓発に努め、事故ゼロを目指して対策を進めていただきたいと思います。
また同時に、歩行者に対しても工夫できる点は工夫していただき、事故なく安全に移動できるよう、これからも尽力していただくことを要望し、この質問を終わります。
【区立公園監視カメラ維持事業とみどりのボランティア活動支援事業について】
続いて、公園における防犯対策について質問いたします。
まず、区立公園監視カメラ維持管理事業についてお聞きします。
公園内等における監視カメラの設置に対する目的と内容を教えてください。
➤ご質問の費用の詳細についてですが、主に修繕にかかる費用の違いとなっております。
令和4年度は1基、令和5年度は5基の部品交換などの修繕にかかる費用の違いとなっております。
今後も適切に維持管理してまいります。
続いて、監視カメラを設置することによる抑止効果の状況について伺います。
➤監視カメラを設置することによる抑止効果ですが、公衆便所への落書きや施設の破損などの被
害については未だ「0」ではありませんが、減少傾向にあります。また、被害を受けた施設について、
被害届とともに所轄の警察へと記録映像を提出したことによって、犯人を特定することができ、施設
の修繕費用を請求している事案もあります。このように、監視カメラを設置することで、被害の再発
防止を含めた抑止効果が大きくあるものと認識しております。
ありがとうございます。
監視カメラの設置により、不審者侵入、破壊行為の防止に抑止力があることがわかりました。
続いて、みどりのボランティア活動支援事業についてお聞きします。
この事業は令和4年度と比べ決算額267万円余の増額となっており、その理由として、コミュニティガーデンのボランティアに向けたアドバイザー派遣回数及び交流会の回数を拡充したためとなっていますが、まず、現在のコミュニティガーデンの団体数を教えてください。
また、併せて、団体数は前年度以前と比べて増えているのか減っているのか推移についても教えてください。
➤まずは、団体数ですが、令和6年9月現在、登録団体数は82団体となっております。
また、団体数の推移につきましては、近年、毎年確実に増加しており、参考までに、令和4年度60団体、5年度・66団体、6年度76団体、そして今年度はすでに6団体が新規に登録していただいています。
ありがとうございます。
年々参加団体が増えているということを知り、安心しました。
続いて、アドバイザー派遣回数の拡充によりどのような効果があったか教えてください。
➤アドバイザー派遣の効果についてですが、コミュニティガーデンの団体の皆様からは、花苗の植え付けのポイントや育成方法、花壇のデザイン、コミュニティの拡大方法などについてアドバイスをいただきたいとの要望を受け、派遣を行っております。
ご要望からより長く花壇を楽しんでもらえるのと同時に、花またはみどりに、より愛着を感じていただけているとともに、地域コミュニティづくりにも効果が出ていると考えております。
ありがとうございます。
続いて、交流会というのはどのような内容を何回行ったのか、その効果はどうだったかについて教えてください。
➤まず、交流会の開催回数ですが、令和5年度は5回行っており、今年度は6回予定しております。
内容についてですが、各団体間の情報共有やガーデン維持管理の仕方等の簡単な講座も開催しています。
効果については、参加者相互で活発な意見交換が行われ、各団体の交流を通じて、緑の保全、育成をきっかけとした地域コミュニティの拡大につながっております。
ありがとうございます。
最後に、このみどりのボランティア活動支援事業について、普及啓発に向けた活動はどのような形で行っているのか、教えてください。
➤普及啓発に向けた活動ですが、当該事業においてコミュニティガーデンに興味を持たれている方に対し、活動団体の取り組みなどを現地見学しながら講習を行う見学会や、区民まつりなどの各種イベントの参加、また、ホームページやSNSなどにより、みどりの中の都市、CITY、IN THE GREENの広報活動の一環として普及啓発を行っております。
ありがとうございます。
年々、希薄化する地域でのつながりづくりという視点で、公園を活用した取り組みは、大きな意義を持っている他、景観の視点からも緑豊かな地域は防犯率が高まると言われています。
また、地域とつながりを持ちたいけれどきっかけがないという方にとって、緑化活動というのは、地域への参加の一歩として、大きな意味を持つと思います。
実際、コミュニティガーデンに参加している方より、『楽しみながら地域に貢献している自負を持つことができ、やりがいを感じるし、友達が増えて嬉しい』という声を聴いています。
このように、大変有意義な事業であるからこそ、この事業をよい多くの方に知ってほしいという想いから、今回質問させていただきました。
今後も、抑止力としての監視カメラと地縁づくりという緑のボランティア活動の両面で、これからも地域の安全安心を築く公園としての役割を遂行することを要望し、質問を終わります。
ありがとうございました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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