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今日は、“周囲は知っていたけど、私が知らなかった情報”について書きます。
きっかけは委員会から
議員棟の中には図書室があり、そこで過去の議事録を含め、様々な資料を読むことができます。
私は、委員会の前は、今までどんな意見のやり取りがあったかを確認・調査するために図書室を愛用していたのですが、先日、“議会の議事録はネットで調べられる”ということを知りました。
いやぁ、本当に今さらですが、便利な社会になったものです。
ちなみに、過去の区議会議事録は、『江東区議会会議録』に掲載されています。
このことを知ったきっかけは、厚生委員会の中で昨年10月に挙がった『火葬場に関する陳情』について、過去の委員会で取り上げられたことがあるかなどを含め、調べている最中に、たまたまネットでググる中で知りました。
『火葬場』と入れるだけで、議会の火葬場に関するやり取り全てが掲載されています。
ここでのオタクポイントとしては、行政の答弁の中で発信する『判断根拠データ』です。
この根拠データをさらに検索し、出てきた(膨大な)資料を読むと、行政答弁の妥当性がわかり、大変勉強になります。
例えば、過去の図書室の議事録だけの知識では、先輩議員の皆さまは『火葬場の新設は必要』という発言をされています(15年前から時々話題に挙がっていたため、定期的に必要性は取り上げられていたようです)。
『現に火葬までに1週間を要する状況となっており、2024年までは高齢者は増え続けることが人口推移で確実となっているからこそ、火葬場の新設は必要である。また、東京都の火葬場は、公営2ヶ所(都営1ヵ所、広域連合1ヵ所)民営6か所となっているが、もっと公営を増やす必要があるのではないか』というのが、区民を代表する議員の主張になります。
一方で、行政は『都内は不足しているという認識はない』という答弁なんですね。
この議員と行政の差異は何から生じているのかを確認するには、先輩議員から主張の詳細を確認すること、そして、行政からは『火葬場新設不要の根拠』を明確にすることが必要なわけです、
そこで、前回、企画委員会で挙がった議事録から、『2015年に出された調査研究報告書によると~』の文言から、ググり、『多摩・島しょ地域における火葬場の需給及び運営に関する調査研究報告書』を読みました。
その後、上記報告書を基に所管課長に質問をすると、陳情の意図や現状だけでなく、過去の経過まで教えてもらえます。
今までは、長年の経験が引き出しとなっていたため、議員経験の浅い私にとっては過去のやり取りを知る事は困難でしたが、『ググる』ことで知る事が出来るというのは、本当にありがたいです。
便利な社会になったものです。
とはいえ、単に活字を読むだけでは、その場の温度感などはわからないため、できるだけ発言者ご本人から当時の発言の背景や想いなどは確認するようにしています。
本当に、日々勉強ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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