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今日も色々バタバタと過ごしましたが、午後から「全員協議会」がありましたので、来年度以降の事業内容を含め、改めて予算というものについて私なりの考えをまとめてみました。
令和6年度江東区当初予算(案)について
令和6年2月2日(金曜日)に、令和6年度当初予算案がプレス発表されました。
いつもながらリンクを貼りつけますので、青字部分をクリックしてご確認ください。
この予算編成の部分については、江東区がとても大切な視点を書いていますので、長文になりますが転記しますので、ぜひご一読ください。
【予算編成について】
令和6年度当初予算は、下記の方針に基づき編成しました。
令和6年度は、山積する行政課題がある中にあって、特に喫緊の課題である少子化対策・子育て施策の更なる充実や、多様な価値観が尊重される包摂社会の実現、団塊の世代が後期高齢者となる2025年問題への対応などについて、重点化する必要がある。また「江東区長期計画(前期)」の最終年度であることから、これまでの課題等を踏まえ、全庁ワンチームとなって長期計画で掲げた目標の実現に向けて、取組みを着実に推進しなければならない。
(1)中長期的な見通しは楽観視できないものの、区民の期待や信頼に応えるため、長期計画に掲げる施策を着実に推進するとともに、令和6年度は、少子化対策・子育て施策の更なる充実や多様性を尊重した包摂社会の実現、高齢者施策の取組みを加速させ、ICTの利活用を通じた区民サービスの向上や行財政運営の効率化など、職員の創意工夫を発揮し、誰もがより健康で活躍できる社会を実現する施策を展開していく。
(2)社会情勢の大きな変化の中で、活力ある多様な地域社会の実現に向けて、職員一人ひとりが本区を取り巻く現状を理解し、改めて施策の優先順位の洗い直しを図る必要がある。既存事業のこれまでの実績や課題を分析し、積極的に事業の見直しや再構築を実施し、スクラップアンドビルドによる効果的な施策展開の財源確保に努めていく。
(3)景気動向や税制改正等の影響を受けやすい歳入環境にある中、区民ニーズが多様化する状況においても、中長期的に持続可能な区政運営を行うため、「江東区行財政改革計画」の着実な推進はもとより、経費節減の徹底だけでなく、新たな歳入確保策を推進し、健全で持続可能な財政基盤を構築していく。
よって令和6年度予算は、激動の世の中で、長期計画(後期)の策定・開始に向けて、前例にとらわれず、防災・地域活性化、子育て・教育支援、高齢・障害者福祉など様々な取組みをさらに加速させ、誰もが笑顔で活躍できるまちづくりを進め、江東区の未来の礎となる予算と位置づけ、「みんなの笑顔が未来へと輝く 新たなフェーズに向かって」として編成しました。
時代の転換期に合わせて、「みんなの笑顔が未来へと輝く新たなフェーズに向かって」変えるべきところは変えながら、区民の皆さまが、より住みやすさを実感できる予算にすると約束してくれています。
心強いですね。
財政とは
区議会議員になった時、一番悩んだのが「予算や決算など行政財に対して、どのような視点でチェックすればよいのか?」ということです。
その後、イロイロモロモロ自分で学ぶ中でわかったことは、『まずは目的を考える。次に手段を考え、最後に2つの関連をチェックする』ということです。
そもそも財政とは、人の心に端を発しそれを冷静にしっかりと考え動かすことだという認識でいます。
そして、行政は公の機関です。
だからこそ、自分の想いだけではなく、みんなの気持ちを大切にしながら答えを出していくことが大切なのだと認識しています。
行政財の3つの機能
とはいえ、具体的にはどうしたら良いのか?という部分ですが、私の中では3つの機能に分け、どれに当てはまるかを考えた上で、それが効率的に行われているかについて確認するようにしています。
1.資源分配の調整(公共事業など)
2.所得の再分配(福祉事業など)
3.景気の安定化(地域経済や観光事業など)
効率的なんて書くと、とてもドライな感じがしますが、本来の効率的(utility)とは『効用・満足度』という意味があります。
ちなみに、会社を運営するときは『合理的に考え効率的に行動する』を、自分の中で意識していました。
議員になった今も、この考え方は同じだと認識しています。
ちなみに、合理的と効率的について、私は下記のように捉えています。
合理的:誰もが納得することを重視。誰もが納得するように無駄を省きながら解を出す。
効率的:合理的よりも機械的。道理に叶うようにしつつ無駄を省き生産性を高めること。
議会では合理的に捉えて考え議論を重ねる。
最終的に合意を受けた行政は、執行段階で効率的に施行する。
そのように捉えています。
今回は堅い内容になりましたが、これから予算特別委員会までにじっくりと案を読みながら、事業の妥当性について行政と対話をしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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