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今日は、『ひとりで頑張らない地域づくり』ということで、江東区の『おひとり様』に関するデータを載せながら、現状の報告をします。
今日は、そこそこ文章を短くしたいけど…長くなったらごめんなさい。
江東区の平均世帯員数は1.86人
江東区に住んでいる方の平均世帯員数(一つの世帯で住んでいる平均人数)は、2023年9月1日時点で『1.86人』です。
グラフにするとこんな感じです。
2023年7月に発表された国が行った調査結果では、平均世帯員数が2.25人となっているため、全国平均値よりかなり低いことがわかります。
また、1990年前後から、江東区の人口が急増したことと関連するように、右肩下がりのカーブが急落している様子が分かるでしょうか。
このグラフをみていると、江東区の平均年齢は44歳となっていることも頷けますし、実際、江東区の年齢別人口推移をみる限り、圧倒的に45歳~55歳が多い状況となっています。
つまり、江東区はおひとり様の中年世代が多いということです。
なぜここに私が危機感を抱いているのかは、また後日書きますが、江東区の現状の一つとして知っていただけたらと思います。
40歳以上65歳未満という狭間
一方で、江東区の様々なサービスを調べてみると、『40歳以上65歳未満の方への対応窓口がない』ということが分かります。
出生から成人までは、こども家庭支援課。
成人から40歳未満までは、青少年課。
65歳以上は、長寿応援課。
このように、縦割りで行政は各担当所管を設置し、相談対応をしています。
が!40歳から65歳未満の方に対しては、対応どころか相談窓口もありません。
これは、先月の一般質問でも挙げましたが、私はこの現状に非常に危機意識を抱えています。
私自身、47歳という年齢ですが、短大を卒業して就職した年は1997年。
これは、まさかの山一證券が倒産した年であり、バブル崩壊の影響がガチで始まった時期と言われています。
『頑張れば報われる』の梯子を外され、以降の就職は非常に厳しかったほか、派遣などの普及も重なり、当時の若者は非常に苦しい思いをした方々が沢山いたと思います(いわゆる就職氷河期なんて言われ方をしています)。
運よく就職できても、いわゆる『ブラック企業』なる場所でメンタルを病む人が急増したほか、『自己責任』という言葉が急浮上したのも、この時代だったと記憶しています。
つまり、40代から50代の方々は、時代の影響を多々受けており『自己責任』で済ませられる状況ではなかったにも関わらず国からのサポートを受けることはできなかったし、結果、職が不安定だったり未婚率も上昇している世代なわけです。
その影響があるのかどうかはわかりませんが、現状としては『江東区の現状はおひとり様が多く、居住者年齢層としては45から55歳の方が多い』というのは事実であり、同時に、『江東区には40から65歳の方に対する対応所管がない』ということは事実です。
次回は、江東区高齢者のおひとり様の状況について、もう少し深堀りしながら書いていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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