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今日は、昨年度の決算審査特別委員会の報告をいたします。
決算:来年度の予算を見据えて要望できる機会
決算審査での質問は、昨年度の決算に対して適正さを確認する会議ですが、同時に来年度以降の予算に対して要望を出せるという、とても貴重な機会です。
私の所属している会派は副議長と監査役がいるため、質問時間は少し多くもらえた他、特別会計の質問も担ったため、全部で私の持ち時間は46分いただきました。
決算の項目は、総括や歳入の他、歳出としては『総務・民生・衛生/産業経済・土木・教育』とあり、特別会計は『国保・介護保険・後期高齢』とあります。
私は、歳出は民生一本で質問をまとめ、特別会計は介護保険を行うことにしました。
回答は、各所管担当課長が答弁をされます。
9月中旬から担当課長と打ち合わせをしながら、質問の内容をまとめていきました。
事業の意味を問うスタイルを心がけました
2日に分かれて行った質疑ですが、今回、民生は高齢者介護に絞って質問を作りました。
決算を通じて答弁が欲しかったのは『改めて事業の必要性の確認』です。
重要な事業であるにも関わらず、決算報告を読む限り、頑張って取り組んでおられることは十分わかるものの、そこに創意工夫が感じられなかったため、改めて事業の重要性とあり方について考える機会になればいいな…というのが狙いです。
民生については、9月29日の決算審査特別委員会(第2日目)で行い、長寿応援課長に答弁いただきました。
内容としては下記の3点についてです。
1)高齢者の地域活動について(シニア世代地域活動あと押し事業)
2)高齢者の孤独・孤立対策について(高齢者地域見守り支援事業と電話訪問事業)
3)介護職員の人材確保について(介護従業者確保支援事業)
どの事業も大変意味があるからこそ、通例的に事業を粛々と行うのではなく、事業の意味やあり方を問うことで、来年度以降はより効果的に事業を進めてほしいという想いで質問を作りました。
また、担当課長は、内閣府の孤独孤立対策モデル事業を引き受けてくださった所管であることもあり、区民のつながりづくりや孤独孤立対策に繋がる事業を取りあげました。
このやり取りで非常に悔やまれたのは、持ち時間36分だったのですが、会議終了5分前から開始した為、途中から“早く終わらせないと”と焦ってしまったことです。
事前のすり合わせを踏まえて担当課長が落ち着いた対応をしてくださり、本当に感謝しかありません(本当にありがとうございます)。
まだまだだなぁと反省
続いて、10月5日に行った決算審査特別委員会(第5日目)では、介護保険の特別会計について質問をしました。
1)啓発について(介護予防普及啓発事業)
2)地域包括ケアについて(地域包括支援センター運営事業と地域ケア会議推進事業)
3)認知症施策について(認知症高齢者支援事業)
いずれも、江東区の区民調査と介護現場や認知症当事者や認知症高齢者を抱えるご家族の声を聴きとり、質問を作ったのですが、結果としては、私の力不足で十分な答弁をいただくことはできませんでした。
こちらは、昨日時点で大幅な持ち時間の変更があり、十分なツッコミができなかったこと、思うような答弁が引き出せず、答弁の時間が思ったより長かったため残り時間を考えては焦ってしまい、終盤は要望のみで終了してしまったことが反省点です。
いや、最後に2分余っていたので、1つでも多く質問をしようと思ったのですが、長々と答弁が返ってくると要望が言えなくなると思い、最後は質問をしないで要望で終わらせてしまったことは、未だに悔いています。
次は、もっと準備と打ち合わせを綿密に行い、会議に臨みたいと思いました。
ちなみに、質問の画像はこんな感じです。
想いは同じだからこそ前向きな答弁を引き出したい
この決算に臨む前、行政視察でご一緒したとある会派の方に“議会でできる質問は、理事者(行政)が前向きに答えたくなるような質問をするんだよ”とアドバイスをいただきました。
その時は“そっかー”と聞いていましたが、今回、初めて質問を行った今では、いただいたアドバイスの重要性を実感しています。
立場は違えど、『もっとよくなる江東区』を目指すところは、行政も区議会議員も同じです。
だからこそ、詰問するような質問ではなく、前向きに答弁できる質問攻勢と、次に期待をかける要望で質疑応答を構成できるよう、他の方々の質問で勉強しながら精進していきたいと思いました。
昨日は厚生委員会を終え、来週は医療介護の特別委員会に参加しますが、『要望』を上手に伝えられるよう頑張ります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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